国民統合と歴史学: スターリン期ソ連における『国民史』論争 (学術叢書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784284103305

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  •  ソ連における国民史がいかに形成されていったのか、国家と微妙な距離を持ちつつ研究者達が展開した議論と国家がおかれた状況とその国内政策の影響などを総合的に考察し、国民を統合し、自分たちの国の歴史を創りだして行く歴史学という学問を問う意欲的博士論文。

     歴史学の手法に則り、議論は非常に緻密で丁寧なもので、博論を書いているものとして分野は違うものの、学ぶ事も多いと思った。

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著者プロフィール

成蹊大学法学部助教。
香川大学法学部卒業後、東京大学大学院法学政治学研究科博士課程修了。博士(法学)。
主な著書に、『国民統合と歴史学――スターリン期ソ連における『国民史』論争(学術叢書)』(学術出版会、2011年)、『教養としての政治学入門』(共著、成蹊大学法学部編、ちくま新書、2019年)などがある。

「2020年 『スターリン時代の記憶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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