リーディングス 日本の教育と社会―第8巻 いじめ・不登校 (リーディングス|日本の教育と社会 第 8巻)
- 日本図書センター (2007年2月22日発売)
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感想 : 3件
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- Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
- / ISBN・EAN: 9784284301237
感想・レビュー・書評
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不登校といじめについてのアンソロジー。教育学については門外漢なので、これがどれほど網羅的な収録になっているのかよくわからないが、色々な視点に触れることができるいい本だった。また、教育学者がどんな論文を書くのか知ることが出来る。調査の話から始まって、結論で急に社会学・哲学のナントカの理論に飛ぶ、みたいなのがたまにあって面白い。
部ごとに著者の解説がついている。これは各論をうまく要約しており、論文を読まなくても解説だけで概要をつかむことができた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新しく発見された「いじめ」という現象と、従来から把握されてきた「不登校」という現象の変遷、という二つを対比して考える様な構成になっているという印象。「いじめ」に関してはボンド理論・IPS理論、またいじめを巡る言説の変容についてが印象に残る。引きこもりについては当事者側からの発言に着目した記事の他、不登校の追跡調査など内・外からそれぞれ不登校について論じている。
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