ニホンブンレツ

著者 :
  • 文芸社
3.13
  • (35)
  • (60)
  • (99)
  • (59)
  • (18)
本棚登録 : 902
感想 : 83
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784286066790

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 山田悠介さんの本は、とっても面白いですよね!!
    中学生の私にでも読みやすいです!!
    最後の処刑?されちゃう場面でつい泣いちゃいました’’’’’

  • 少しダークな非日常、軽い文体とスピード感。山田悠介の作品を読みたい人に山田悠介を提供してくれる、予想通りの本。
    しかし、ここまで設定が薄いとは思わなかった……。東と西で人の行き来が1人もないだとか、昔から奴隷制度を否定する国に住んでいる人が突然奴隷の身に落とされて、ここまで上手くいくことはないだろう、とか、無理がありすぎる。統帥?暗殺くらいで奴隷制度がなくなるなんて、どれだけあやふやな土台に立ってたのか。そんなものは成立するはずがない。
    その辺は彼の持ち味だから気にしないように極力意識していた。それは彼の作風から、覚悟の上で読んでたものですから……。
    でも、人間模様が本当気持ち悪い。博文の優柔不断な考えや短慮があまりに気分が悪くなる。それに、父親の「お前のためを思ってた」ってのが嫌いすぎる。押しつけに過ぎないのでは……?それを良いキャラとして描かれるのが最悪。それにこの話の展開、あまりに目新しさがない。恋人も、ステレオタイプの良妻賢母だったのだけど、特徴が無さすぎて感情が入らない。
    結末も見慣れたものだし、特に目新しさはなかった。読みやすさだけは本当に良かった。

    個人的に、女は一歩後ろを着いてこい、みたいな、モテない男の妄想を集めたような雰囲気嫌い。男も「できない男」って感じ。なのに着いてきてくれる女、みたいなのほんとイライラした。彼の他の本読んで、こういう女が良い女!って描かれてなければ、ちょっと印象変わるかもしれない。

  • なぜすぐに買わなかったのかと思うぐらい面白かった。

  • 2011/10/10
    自宅

  • 山田さんにしては珍しい作品かなっ!?
    本で初めて感動して泣いてしまいました。

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/629212

  • この当時、山田悠介新作かなり出してたけど、
    毎回突飛な設定思い付いてすごいなって思っていた記憶。

    けど本作は設定負けしていた気も。
    ニホンブンレツは避けたいなぁ。

  • 彼女に会いたいという強い想いで起こした行動に感動する

    日本もいつかそうなるのかな〜って思わせる内容

  • ふとしたことがきっかけで東西に分裂した近未来の日本を舞台にした作品。こうした非現実的かつ極端なシチュエーションは著者の得意とするところである。非現実的なシチュエーションによって自分の描きたい感情にのみにフォーカスをあてて、ストーリーを組み立てていく。組織・国家の理不尽さや格差社会の歪といった今日的な要素を織り込みつつ、感情的には恋人・友人・親子間の関係を軸に物語が作られているので、シチュエーションが特殊な割に読み易く、マンガ的に軽い気持ちで読むにはちょうど良い。

  • 最初から最後までいっきに読めました。

    博文の行動を勇気があるというのか
    無謀だというのか…。
    紙一重すぎて共感できるようなできないような
    どっちつかずの心境のまま読み終えた感じです。

    博文の行動はどれもこれも考え方が浅すぎて
    歯がゆくて仕方がなかったのは事実…苦笑
    最後も救われてるんだか救われてないんだか…。

    でも、ひとつのエンターテイメントとして楽しめました。
    もし東西分裂したら私はどうするだろう…とか
    書く気もなくなるほどくだらない設定が
    逆に面白かったというか…笑
    (決してけなしてるワケではありません)

    小田原さん主体のサイドストーリーが
    ちょっと読みたいなと思いました。

全83件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

大東文化大学文学部日本文学科講師。1984年大阪府生まれ。専門は環境文学。著書に『反復のレトリック―梨木香歩と石牟礼道子と』(水声社、2018)、論文に「「声音」を読む―石牟礼道子『水はみどろの宮』とその周辺」(『石牟礼道子を読む2―世界と文学を問う』東京大学東アジア藝文書院、2022)など。

「2023年 『石牟礼道子と〈古典〉の水脈』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山田悠介の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×