- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784286126708
作品紹介・あらすじ
ひょんなことから、謎の手紙を預かった高校生カメ。中には現金100万円と多額の預金通帳、そしてメモが入っていた。不審に思いつつ、指示に従って見知らぬ男にすべてを託すのだが、それは街中に仕掛けられた壮大なプロジェクトのはじまりだった。手紙に関わり失踪した大学生と、カメたちを妨害する男たちの正体は?真実に迫るうち、手紙が繋ぐ人たちにある共通点が浮かび上がる!大人気「有言実行くらぶ」シリーズ最新作。
感想・レビュー・書評
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探偵の場面が面白かっただけに、高校生メインになってからテンポがいまいち。極端な悪人と、天使のような善人も唐突だった。キャラはいいのに消化不良。
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聞き慣れた地名が出てくるということ以外に惹かれるものナシか。
どういう方向に話を進めたかったのか? バタバタ、ズルズルしすぎなんだろか? -
高校の同級生の友達の恋人である、立川タイキが失踪した。部屋に残されていた封筒は、主人公カメがある夜に、探偵から託されたものと同じで、中には100万円の札束と、怪しげな通帳、クレジットカードが入っていたはずだったが…。
まあ、すでに☆1をつけているので理由をダラダラ書きますかね。
一言で言うと、散漫。そもそも、四国の山奥でロックフェスなど有るわけもなく、そこにキーとなるのかと思われる探偵と、有名議員の息子、殺人でもしたんじゃないかという謎の男が出てくるが、その後ほとんどストーリーに絡まない。
また、主人公が「カメ」、先輩友人も「イヌ」「ネコ」というが、何かをモチーフにするでもなく、ストーリーを通して、キャラクターを立てるわけでもない。
さらに、100万円の札束は色んな人に押し付けられるわけだが、それぞれ出てくる人のストーリーがきちんと引き立つまでに次に行くので、名前ばっかり増えていって、イライラさせられる。
タイトルが「丸亀」というので、香川なのか主人公の「カメ」にかけているのか曖昧なまま進み、結局香川県であることがわかるのだが、香川である必然性もなければ、言葉などで香川っぽさを出すでもなく、駅名以外にひとっつも香川っぽいものは描かれず。
そうそう、ストーリーの根本的な欠陥として、人の会話と何がどうしただけが無理やりつなぎつけられている。キーとなるはずの電車でも「駅から乗って高松駅に移動した」と風景や車内の様子、どういう電車かなど描くべきことが有るだろう?暴力団の組長の顔が「いかつい」だけでいいんか?
まあまあ厚めの本一冊、情景なり人物というものが一つも浮かばないという、ある種めずらしい1冊である。
ああそうそう、最後にほぼすべての登場人物を不自然に一堂に集めてネタばらしというのは反則じゃないんですかね。見事にぶち壊しでしたわ。
あと、そもそも「ナイト」って何?タイトルだけで☆マイナス。
表紙の折返しに「このミス大賞受賞」とあるが、どうやら「日本ホラー小説大賞(角川)」並にカス小説が多そうだな。寒くなるという意味で、夏場に集めて読んでみるか? -
姉 借
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2016/03/01
移動中 -
行き着く先が見えないままなんとなく物語が進行すると思って読み進めたら、最後はこんな感動話だったのか。
設定や展開に不自然さがたっぷりあるものの、雰囲気は楽しい作品だったからまあいいかな。 -
馴染み深い地名がタイトルになっているので気になって読んでみたけど、あんまり関係なかった?(´皿`;)
謎の封筒リレーと行方不明になった友達の彼氏。
話は面白く早く続きを読みたい気持ちにかられたけど、オチが…(。-_-。)
期待が高まってただけに、もっと面白くてナルホド〜ってオチが欲しかった。 -
担当が違うとあちこち行かされたあげく、実はどこでも対応できた・・・みたいな気分。簡単な話をわざとまわりくどくしている印象。私はあまり好きになれない話。
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帯に書かれている「一人の少女に魅せられた、騎士(ナイト)たちが今立ち上がる!!」という意味が、半分ぐらい読んでもいまいちピンと来ないストーリー展開。
登場人物の性格というか、話し方、態度のようなものが似通っていて(二パターンくらいに集約できて)違和感がある。ラストでなんとなく納得もできるけど、あまり釈然としない。
復讐された相手は自業自得なんだろうけど、そうなることがよかったのか、考えさせられる。