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- Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
- / ISBN・EAN: 9784295006268
感想・レビュー・書評
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元ソフトバンクホークスのエースとして活躍した斉藤和巳投手の学生時代からプロになってからの苦悩とエースとして君臨するまでの軌跡と周りの選手との関係について書かれた一冊。
2003年の20勝と沢村賞受賞という華々しい活躍しか知らなかったので本書を読んで裏にある肩に対する氏の苦悩や出会いによって氏が変わっていく姿を知ることができました。
南京都高校で無名の選手から一躍ドラフト1位候補になるまでやドラフト1位でも全く登板がなく憂鬱な日々の中でひたすら練習を行ったことや小久保選手や王監督、尾花コーチとの出会いによって考え方や行動が変化していくことなど様々な経験を経て輝かしい成績を収めるまでに至ったことを感じました。
また、2回目の手術からのアリゾナでのリハビリ生活はもう一度マウンドに立ちたいという氏の熱い想いとともにリハビリの過酷さも感じることができました。
氏の素直さと周りに与える影響力は氏の強みであり、それにより2回の沢村賞を受賞するまでの成績に繋がったのだと感じました。
そして、今や球界で常勝集団として君臨するソフトバンクの初期に活躍し、プロ野球選手として一時代を築き、チームをエースとして率いた経験をまたどこかで指導者として後世に伝えていって欲しいと感じた一冊でした。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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