日本一カンタンな「FX」で毎月20万円を稼ぐ本

著者 : 横尾寧子

• クロスメディア・パブリッシング(インプレス) (2019年5月31日発売)

感想・レビュー・書評

[tehaさんの感想 · 2021年10月29日]

1日1万円が入ってくる毎日が給料日の FXの稼ぎ方

FX は株投資などに比べて歴史が浅く、1998年に外為法の改正により国内の個人投資家が取引できるようになってからまだ20年ぐらいの投資法です。

少ない資金でレバレッジを効かせ、大金を狙える商品性が整い、2005年前後には最初の FX ブームが起きました。

いつしか FX は一般の人を対象としないある種マニアックな投資法になっていた側面があることは否定できないでしょう。

相場状況にかかわらず、売りでも買いでも稼げる FX の商品性はお金を増やす手段としてうってつけではないでしょうか。今こそより多くの人にもう一度届けられていい投資法だと思っています。

FX であれば当時の手数料は1ドルあたり2、3銭程度で両替に比べるとコストも格安です。

収益チャンスの多い FX ですが、儲け損なう人も少なくありません。多くは欲張りすぎたり損をするのが嫌で損切りできずに失敗しています。

毎月20万円という金額は1日に換算すると約1万円です。無理のない範囲で投資をして、毎日毎月それぐらい稼げたら最高ではないでしょうか。

失敗パターン
逆張りを狙う、損切りが苦手、トレードが場当たり的、どこまでも欲張り

FXで成功する人の共通点とは？
損は小さく、利益は大きくをできる人
取引に入る前に損切りのラインを決めておくことはその一つでしょう。

FX で勝ち続けるためには資金管理が重要です。
長年勝ち続けている FX トレーダーは、儲けたからといってそれまで1万通貨の取引だったのをいきなり5万通貨に増やすなどはしないで、月ごとに集計をして利益は口座から出金し、当面は同じ数量で取引をするケースが多いようです。

また成功しているトレーダーは記録をつけています。具体的にはその日のトレードの内容をどういったイベントや値動きがあったか、負けた日は反省の意味も込めて書き、なぜそうなったかも振り返ります。

もう一つ共通点をあげると、相場の上昇下落の流れに素直に乗るトレンドフォローに徹するのも勝者の条件だと言えるでしょう。

[bays12さんの感想 · 2019年7月16日]

タイトルにある「カンタン」と言う言葉は些か疑問がありますが、FX初心者なら読んで損はない内容かと思います。そもそも、投資自体が簡単に稼げるか？と言われれば、大概の方は無理ではないでしょうか。如何に自分のスタイルを作るか、当然の事であるけれど、人と同じ事をしても勝てる訳はありません。それも踏まえて、本書の中から合うものを研究して自分のものにするのは、一つの手段としてアリかもしれません。

著者プロフィール

監修者 横尾寧子
FXアドバイザー。メディック投資顧問株式会社取締役。日本テクニカルアナリスト協会認定テクニカルアナリスト。大学卒業後に証券投資助言の世界に飛び込み、2005年より外国為替取引の研究に注力。著書は『イチからわかる！FXファンダメンタルズの読み方・使い方』（成美堂出版）ほか多数。中でも、『ズバりわかる！FXチャートの読み方・使い方』（成美堂出版）は投資家から支持され続け、発売から12年で8.7万部を突破するロングセラー。
Twitterは@yokooyasuko。

マンガ家 アベナオミ
1985年生まれ。宮城県出身、在住のイラストレーター。日本デザイナー芸術学院仙台校を卒業後、地元情報誌のデザイナーを経てイラストレーターに。コミックエッセイを中心に活動中。現在は２男１女の３児の母。長男が1歳のときに東日本大震災を経験し、防災に関するイラストとコミックがライフワークの一つ。2016年12月には防災士の資格を取得。

「2023年 『ゼロから始められる！ マンガ FX 超入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」