怪獣人間の手懐け方

著者 :
  • クロスメディア・パブリッシング(インプレス)
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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784295408796

作品紹介・あらすじ

特別な才能はない。でも人生を変えたい。もっと大きな仕事がしたい。そんな人に本書が提案するのは、「怪獣人間」に近づくことだ。怪獣人間とは、狂ったように目的だけを見て、成果を上げていく人たちのこと。彼らは、凡人が積み重ねたプロセスなどお構いなしに革命を起こしていく。怪獣人間と出会い、対峙し、仕事にすれば、あなたの人生は大きく変わる。ただし、生半可な気持ちでは危険だ。彼らは太陽みたいなもので、遠くにいるときは明るくありがたい存在だが、近づきすぎると焼き殺されてしまう。もし踏み込む勇気があるのなら、この本を手に、怪獣人間の世界に飛び込んでいこう。人生が劇的に変わり、見たことのない景色が見られるはずだ。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった

    ビジネスとは理屈ではなく、心根が本当に大切であることを本書は語っています。
    それが度を越しているのかそうでないのかが、怪獣人間と一般人の違いかと思います。

    僕の人生を変えたのは、ただひとつ 怪獣人間との出会だった
    狂ったように目的だけを見て、成果を残していく人たち
    本書は、そんな一部の狂った人たち、いわば、怪獣人間 の手なずけ方について書いていく
    正しいか正しくないかではなく、面白いか面白くないかが判断基準

    怪獣人間は、努力ではなく生まれつきの才能であり、改善ではなく革命的なことをやる
    怪獣人間とは、世界を前に進め、新しい景色を見せようとする存在だ

    怪獣人間は、常識からズレているから普通の人からすると怖い。怪獣人間の怪獣であるところは、不測不能、何をするかわからない、その怖さに多くの人はビビッてしまう

    最先端を負う人の言っていることに早過ぎて普通は理解できない。原液は濃い過ぎて飲めないが、その原液に価値がある。それは水割りになったり、ソーダ割りになったりして、いずれ世間に広がっていく
    怪獣人間と付き合えば流行の渦の中に飛び込める。その激流に耐えることさえできれば、誰もまた見たことのない大きな果実を手にすることができるのだ。

    仕事だろうがなんだろうが新しいことをやるためには、常識を崩したり超えていく力が必要だ。「そうに決まっている。」を壊していかなければ実現できない。

    出会う人の濃さが人生の濃さだ。

    みんなが面白いという人でも、自分が熱狂できないなら近づかないほうがいい。一方でいま、どんなに人気がなくても、絶対に才能があると思うのであれば、付き合い続けることだ。いつかどこかで時がくる。

    断られてから交渉は始まる 断られたというのは、単なる途中経過で、ジャッジは死ぬまで決まらない

    怪獣人間が1番きらいなのは、時間を奪われることだ

    外してはいけないことはある、一つが仁義を通すことだ なぜなら、彼らはお金よりも、「信用」という通貨で生きているからだ。

    怪獣人間は繊細だ。誰よりも細かいところを気にする。何ごとにも終着を持って生きているから、記憶力も異常だ。

    GNOとは、義理・人情・恩返し。これが人間関係の根幹だということだ

    信用、貸し借りで、人間関係は成り立っている。人間関係の上に仕事はある

    結果を出すためには、、絶対に結果を焦らない。狩猟でも、同じことで仕留められるのに焦り過ぎて獲物に気づかれたらチャンスは二度とこない。いかに辛抱強く、その一瞬を待ち続けられるか。

    怪物人間が「こいつ、わかっていないな」と判断したら、真剣に話してくれなくなる。そうなったら、大きな仕事をする関係になるのは難しい
    自分のことを理解している と思ったとき、どんな獰猛な怪獣人間でも、牙をしまい、お腹を見せてくれるはずだ。

    怪獣人間と仕事を超えてつきあうには、丸裸になることだ。怪獣人間は、人間として振り切ってしまっている。そういう人に、小細工をしても通用しない

    もし、トラブルになったら、相手を正面で捉えることが大切だ。横を向いたら殴られて、背を向けたら切られる
    その中で大切なことがある。早めにもめるだ。
    逃げない。この一点だ
    何かおきたら、まず会いにいく。連絡を取る。

    なんやかんやいって、人間関係は場数がすべて
    これまで何度か出たとこ勝負をやって、成功体験と失敗体験もある。修羅場の数だけ強くなれる

    仕事関係の三角形
     A興味 興味を持つ
     B目的 目的を持つ
     C自分 自分をもつ

    怪獣人間を手なずけるには、こちらが相手に興味を持てないとだめだ。これがすべてといってもいい。相手に興味を持つのが仕事だ。

    人間が人のことを信頼するときは、自分以上に自分のことをわかっていると感じたときだ。それは恋人でも仕事でも同じだ。

    目的を達成するには、同じ船に乗ることが重要だ。同じ船にのって、同じ島を目指すような感覚がないと、深い関係はつくれないし、大きな結果には結びつかない

    僕は誰に何と言われようと、自分を持とうと決めた

    忌野清志郎 他人に嘘をついても、自分に嘘をつくな

    この人に嫌われたら困るということはある。それでも、もし嫌われたらしょうがないなという気持ちも大切だ。

    根回しは、嫉妬を増やさないための保険みたいなものだ
    誰だって、自分のまったく知らないところで何かが始まるより、事前に話をもらったほうがうれしいし、協力しよう、応援してあげようという気持ちになる
    周りになっといわれようとも、やると決めたらやる。その覚悟が回りを動かす。根回しはあくまで、嫉妬を買わないための保険だ。

    選択肢を1つしか持たず、それを突き通すのは子供のやることだ。やると決めたらあらゆる方法を準備し、なんとしても着地させるべきだ。

    上司はメンツを大切にしているので、その場で戦ってはいけない。否定しないように勧めて、意見に従っているふりをする。まったく反対のことをやっていても、「いやあ、部長の案でやってよかった。さすがです」といっておけばいい。あっちも混乱して何も言わない

    優柔不断な上司に振り回される ⇒ 責任は自分がとりますと言えばいい

    目次
    PROLOGUE 人生は人との出会いで驚くほど変わる
    CHAPTER1 [生態編]怪獣人間とは何か
    CHAPTER2 [獲得目的編]怪獣人間と付き合うメリット
    CHAPTER3 [発見編]怪獣人間はどこにいる?
    CHAPTER4 [接触編]怪獣人間は初対面が9割
    CHAPTER5 [捕獲編]怪獣人間と渡り合うための掟
    CHAPTER6 [手懐け編]人間関係の三角形
    CHAPTER7 [人間対策編]プチ怪獣との付き合い方
    CHAPTER8 [怪獣人間図鑑編]怪獣人間はあまりにも魅力的だ
    EPILOGUE 人間の歪さを面白がれると人生は面白くなる

    ISBN:9784295408796
    出版社:クロスメディア・パブリッシング
    判型:4-6
    定価:1580円(本体)
    発売日:2023年09月21日初版発行

  • 世界を変えていくような、ある意味常識外れの人達 怪獣人間との付き合い方を著者なりに書いた本になっている。

    基本的な内容としては、突飛とはいえず、人間関係にとって大事なことはやっぱり大事なんだなと思った。
    あと、環境が人に与える影響は大きく、環境を選ぶこと、環境にも大きな価値があるというのは納得できた。
    でも、ここに書ききれていないことに本質があるのかもなとも思った。
    そういう意味では物足りない本だった。

    ただ、文章は読みやすく楽しめる本ではあった。

  • 成果、目的に向かっていきている怪獣人間とのつきあい方をまとめたもの。極端な例だと思うが、本当にやりたいことやろうと思う人の思考方法はこうだろうと思うし、圧倒的成果を短期間で出すにはこう考えるのだろう。怪獣人間と付き合うには読むと気が楽になるかも。

  • 怪獣人間の手懐け方
    著:箕輪厚介

    「怪獣人間」と出会い、対峙し、仕事にすれば、人生は大きく変わる。しかし、生半可な気持ちで近づくのは危険である。
    「怪獣人間」は、灼熱に燃える太陽みたいなものだ。遠くにいれば、やさしく温かい存在だが、近づき過ぎると、焼き殺されてしまう。

    本書は、そんな一部の狂った人たち、いわば「怪獣人間」の手懐け方について以下の8章により説明されている。
    ①怪獣人間とは何か
    ②怪獣人間と付き合うメリット
    ③怪獣人間はどこにいる?
    ④怪獣人間は初対面が9割
    ⑤怪獣人間と渡り合うための掟
    ⑥人間関係の三角形
    ⑦プチ怪獣との付き合い方
    ⑧怪獣人間はあまりにも魅力的だ

    本書で取り上げられている「怪獣人間」は、最上級怪獣人間であり、なかなか私たちが通常に生活している中で対面することは少ない。しかし、多くのメディアが取り上げているその「怪獣人間」を確かに手なずけている著者は手懐けるというよりは既に「半怪獣人間」いうように、「怪獣人間」世界に一歩も二歩も踏み入れて、自身も成長していることがわかる。

    付き合う人間により人間の器は変わり、成長度合いも大きく変わる。それを体現している著者の渾身の一冊でもある。

    なかなかお目にかかることのない「怪獣人間」の手懐け方だけではなく、本書では「プチ怪獣人間」の手懐け方までも記してくれている。

    世の中には良い怪獣も悪い怪獣もいる。
    その見極めも行ないながらウインウインの関係性を模索していきたい。

  • ・感想
    箕輪さん書籍2冊目、ぶっ飛んでる怪獣達とどう上手くコミュニケーションを取るか。
    24時間SNSで張り付くのは確かに面白い観点だと思いました。
    ・Todo
    うざい上司はとにかく褒められる点を見つけてとにかく褒める。
    感情のリズムがおかしく急に怒り出すタイプとは付き合うだけ無駄なのでとにかく逃げる

  • 著者が関わっている怪獣人間ほどではないが、自分の仕事でも当然相手がいて、色々な思惑のもとで動いている。それに当てはめて考えながら読んでいた。相手をいかに想像して(自分の中に憑依させて)考えるかとか、そう言われれば、そんなことしてるのを思い出させてくれた。

    読書で新しいことを知るのももちろんだけど、知らず知らずのうちにやってることを言語化して気づかせてくれるのが面白い。
    だから読書はやめられない。

  • 箕輪さん、お名前は知っていたけれど時代の先読みができる今っぽい感覚の持ち主かと思いきや、めちゃくちゃ泥臭い優秀な営業マンだった。

    怪獣人間に関わらず、仕事での人間関係を構築する上で役立つスキルがいっぱいだった。

    仕事ができる人はやはり、準備に抜かりなし。色々先読みしながらすごいスピードでそれを進めてるんだなぁ、と改めて思った。

    また編集者だけあって文章や構成が読みやすくキャッチーな言葉で面白くあっという間に読めた。

    西野さんの多動っぷりが特に印象的だった

  • それなりに刺激になりました。

  • 相手に憑依して、その相手が欲する事を掴む事。使う言葉も大事だが、それ以上に相手の求める事を分かる事。そこが掴めていれば小手先の技術に頼らなくても良くなる。怪獣人間に対しては特に。

  •  この本を読むと自分が怪獣人間ではないことがわかってしまう。

     でもクリリンにまでなれれば良いんじゃないかとも思う。

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著者プロフィール

みのわこうすけ●1985年東京都生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2010年双葉社に入社。ファッション雑誌の広告営業としてタイアップや商品開発、イベントなどを企画運営。広告部に籍を置きながら雑誌『ネオヒルズ・ジャパン』を創刊しアマゾン総合ランキング1位を獲得。2014年、編集部に異動。『たった一人の熱狂』(見城徹)、『逆転の仕事論』(堀江貴文)を編集。その後幻冬舎に移籍し、2017年にNewsPicks Bookを立ち上げ、編集長に就任。『多動力』(堀江貴文)、『お金2.0』(佐藤航陽)、『日本再興戦略』(落合陽一)、『人生の勝算』(前田裕二)などを編集。創刊1年で100万部突破。また1300名の会員を擁する日本最大級のオンラインサロン「箕輪編集室」を主宰。既存の編集者の枠を超え、様々なコンテンツをプロデュースしている。

「2018年 『死ぬこと以外かすり傷』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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