クオンタム思考 テクノロジーとビジネスの未来に先回りする新しい思考法

著者 :
  • 日経BP
3.09
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本棚登録 : 156
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296000227

作品紹介・あらすじ

【Google】エリック・シュミット、ラリー・ペイジ、サーゲイ・ブリン、
【ポケモンGO】ジョン・ハンケ、【YouTube】チャド・ハリー、スティーブ・チェン…
天才たちが共通して駆使していた
「日常感覚を超える」テクニック

☆     ☆     ☆

「目の前にいない人の居場所を瞬時に知る」ことも、
「手のひらサイズの端末で検索する」ことも、
「機械から最適な提案を受ける」ことも、
かつては「日常感覚を超えた先」にある技術でした。

「かつての非日常」は、今、
ものすごいスピードで「日常化」しています。

本書の軸となる「クオンタム(量子)」は、
今はまだ、「日常感覚を超えた存在」ですが
量子コンピュータの開発競争に見られるように、「日常化」はもう、目前です。

コンピュータの普及によって世の中が変わった以上の「大きな変化」が、
「クオンタム」の力によって、起ころうとしています。

本書では、中学レベルの数学から始め、
最先端の量子コンピュータの入り口までを、徐々に深掘りしながら、
「クオンタム的な思考」をご案内していきます。
そしてその思考法でもって、
IoTやICT、労働や教育の未来を見通していきましょう。

感想・レビュー・書評

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  • ところどころ、2回読み直しながらページを巡り、目を擦りながら、眠気に耐えながら、最後まで読んだつもりだが、やっぱり難しいですよ、村上先生。。。
    文学部卒である私のような人でも読めるように気遣いながら書かれてはいるが、5分でアクビが出る。こんな理数アレルギーを無くすようなマインドチェンジが必要であることは、伝わってきたが。

    まさに「半知半解」の精神で、分からなくて気持ち悪くても、それを受け入れて(というか、悔しくて)、読み進めた。1回目を何とか読み終わって率直に思ったことは、理数アレルギーが私の中で増大したということ。そして不快感を覚えた。
    2度読むことを推奨されているが、そんな読者はどれだけいるだろう。業務命令でも無い限り、絶対にやらない。

    とはいえ、このまま放置はマズイので、せめて関連する著者の記事や動画でもチェックしておこうと思う。できれば今日中に。(明日だとやる気が9割無くなっているだろうから)

    6/11追記
    村上氏の英語学習法に関する動画を視聴した。日本人で初のGAFA中枢を経験された方というだけあって、日本の教育の将来に危機感を持たれていた。このまま日本の中で、自分の興味のある分野の本だけを読み、似たような人とだけ付き合い、狭い視野を持って過ごすという人生選択はリスクが高いと感じた。
    この本を2度読む意欲は起きないが、村上氏のことはもう少し知りたいと感じている。

  • ざっくり言うと、
    量子力学を学ぶことで、古典力学的な発想から抜け出すことができる、だから量子力学の考え方を学びましょう
    という内容。
    数式など細かい内容は読み飛ばしOKの記述がみられるのはありがたい。
    ただ、クオンタム思考というのが具体的にどんなものかは理解までには及ばず。まあ、著者自身が一知半解を繰り返しているので、クオンタム思考についての理解もぼんやりで良いのかもしれない。
    確かに、量子力学で語られる事象は、日常で目に付く事象からは想像しにくいことが多く、世の中にはそういうこともあるのだなということを知っておくことは有意義だろう。ただ、この分野の概要を知るならほかにも書籍があるし、この書籍で学ぶ必要はないかと。
    書籍の中盤以降、意識に触れてる箇所があり、興味はあったのだが、ロジャー・ペンローズの量子脳理論を読んだことがあれば、十分かなという印象。

  • 私たちの身の回りの出来事はニュートンが体系化した古典物理学で説明できるが、量子コンピューターが世間を騒がせるように、世界を取り巻く環境は、古典物理学を離れ、量子力学的な目線(クォンタム思考)を持たなければならない、というのが筆者の主張。

    書いてあることはごもっともなのだが、あまりに文系の数学嫌いを意識した書き方、またあまり若くない方を対象に書かれた内容のように読め、個人的に読みにくく、また不快感も覚えた。

    話があちらこちらに飛び、かつ一つ一つの内容も薄いため、結局何が言いたかったのか…という感想。

    筆者は複数回読むことを前提に書いたとあるが、複数回読む気にはなれない本であった。

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著者プロフィール

大阪公立大学大学院都市経営研究科教授(実務型専任)、元グーグル米国本社副社長兼グーグル日本法人代表取締役社長、国際大学GLOCOM客員教授、大阪工業大学客員教授、ほか

「2022年 『AIと社会・経済・ビジネスのデザイン 増補版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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