- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296001538
感想・レビュー・書評
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後藤達也さんの投資についてよく纏まっている良書である。著者がいうように「投資は資産形成だけでなく、教養になる」とはよくまとまった表現である。
以下私が気に入った表現。
・若い頃からの投資経験は生涯の資産形成の武器になる。
・投資を始めると、経済や企業ニュースはもとより、政治、社会、テクノロジー、海外、自然災害、あらゆるものへの関心が飛躍的に高まる
・SNSは便利なツールではありますが決して鵜呑みすることなく、企業の発信や専門家の書籍、報道、証券会社の投資情報など幅広い情報源に接し、バランス感をもって、自分の頭で経済や市場の状況を把握する事が大切です。
自分も投資を通じて社会とうまく付き合っていきたい
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読むのに時間がかかりましたが、
難しいこともわかりやすく説明してくれています。
本題と逸れますがSNSやnoteでの発信についてのスタンスも、著者のお人柄が出ていて好感が持てました。 -
投資をするためには経済の仕組みの基本がわかっていないといけないよ、というのが著者のメッセージ。
景気、金利、物価、株価のそれぞれの連関が丁寧に説明されている。
私のおすすめは、この本を読んだ後に、毎朝モーニングサテライトを視聴し、WBSを毎晩観ること。半年もすれば著者の言っている意味がわかるのではないだろうか?
インデックスファンド買うだけでも長期では利益が出るのだろうが、もう一歩投資について、社会経済について、お金について知って投資することが人生の豊かさにつながるよ、ということなのでしょう。
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初心者向けのため、私には少し期待外れだったが、やはり後藤さん、流石のわかりやすい解説と、絶妙なテーマ設定でした!今後、後輩やお客さまと話す際には、これを参考にすれば、理解が深まるかなとも思った。
トヨタ、JR東海、セブン、任天堂の営業利益率には、引っかかってしまった。。
皆がとっつきにくいバランスシートの解説も秀逸。人的資本、ブランドがバランシートに書かれてない点も、鋭く指摘! -
投資についての心構えや見方などについて日本経済新聞の記者であった著者が自身の知識などから解説した一冊。
日経平均株価が最高値を更新して盛り上がりをみせるなか
B/SやP/Lの見方を架空のレストランや実在企業の実例を用いて解説されていたり
東証のROEやPBRの改善命令や日銀植田総裁の手腕についても書かれていて参考になりました。
また市場を虫の目、鳥の目、魚の目の3つの視点での見方も学ぶことができました。
そして日本の市場にも大きな影響を与える米国の雇用統計やCPI、ISM製造業指数などの指数や配当利回りやPBRやPERについても解説されていて各数値がどのように市場と関係するのかを学ぶこともできました。
日銀の金融政策で金利を操作することによる経済や物価に与える影響や情報をどのように取得していくかやポートフォリオの構成法なども学ぶことができました。
本書を読んで投資について満遍なく学ぶことができより身近に感じることができました。そして配当利回りやPBRなどの指標の専門的な知識や日本だけでなく米国からなどの多角的な視点での知識も身につけることもできたのでこれらの本書の知識を活かしてこれから経験を深めていきたいと感じた一冊でした。 -
わかりやすく面白くはその通りで、図も多く簡潔な説明が非常に腹落ちした。何よりも著者が経済をかたるのを楽しんでいるのが伝わった。政治経済の本はともすれば、政府や日銀の政策の批判を書の中に散りばめがちだが、そういったものが非常に少なく、自分が投資を通して感じたことや世の中の流れをシンプルにまとめてある。
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レストランで例える決算書の見方がわかりやすかった。もっと勉強したいと思った。
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投資を始めて数年になりますが、まだまだわからないことだらけということもあり、最近、SNSでたまたま知った著者が初心者向けの解説本を出版されるということで気になって購入
非常にわかりやすくあっという間に読み終わりました
必勝法というわけではなく、投資をやる意義、楽しさ、仕組みなどを著者の考えや経験も交えながら解説されていました
自分がやってる投資の内容とも照らし合わせながら読み進められたこともあり、とても参考になったと感じます -
著者の後藤さんのnoteを購読していて、本も出版されたということで読みました。
世の中の投資本とは違っていて、投資を始めると企業の業績だったり、金利や株価などの経済ニュースに関心が持てて理解も深まるのでいいですよ、と勧めている内容です。
よく聞くことのある経済指標をコンパクトに解説してくれているので、本書を手元に置いて見返しながら理解を深めていこうと思いました。 -
元日経新聞記者の後藤達也氏著
新NISAが活況を呈する最中の出版ですが、
投資ブームを煽るような内容は一切なく、
「教科書」の名のとおり、投資が必要な背景や、
決算や株価の仕組み、中央銀行の役割などの
経済全般に関するトピックについて、
平易な語り口やカラー図解を用いて
分かりやすく解説されています。
断片的な知識が繋がり、経済に関する理解の
深まりとともに、視野を広げることが出来たとの
ご自身の考えや経験などが随所で語られ、
楽しみながら学んでいくことの大切さを説いています。
派手さや大袈裟な内容は一切なく、
著者の実直な人柄が感じられる一冊でした。
インフレ・賃上げ・新NISA・老後資金問題等々、
「転換の時代」を生き抜いていくための
経済に関する知識の重要性を改めて感じました。