- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296102488
作品紹介・あらすじ
SEのためのSEバイブル、復刊!
信頼されるエンジニアになろう!
SE(システムズエンジニア)とSEを部下に持つSEマネジャが、顧客から信頼され、仕事で成果を出せるようになるための鉄則を50件、提案する。
SE向けには「迷った時の判断基準は顧客が51、会社が49」、「多種多様な経験を積みキャリアは自分で作る」など、SEマネジャ向けには「独りでぶらっとお客様を訪問する」「マネジャは使われる立場」など、記憶に残る鉄則が並ぶ。
いずれも顧客との接し方、社内外から協力を得るコツ、部下の力を引き出すやり方を述べたもので、人に関わる重要な鉄則ばかりである。このためITの仕事をするSEとSEマネジャにとどまらず、すべてのエンジニアと技術マネジャに役立つ内容になっている。
著者は「コンピュータからアプリケーション、組織、人まで、色々なシステムに関わって仕事をする、だからシステムズエンジニアだ」と述べている。技術や組織、人をシステムとみなし、そうした様々なシステムを組み合わせて問題を解決し、価値を創造するプロフェッショナルがSEだとすればITの仕事をしている人だけがSEではない。
変化が激しい技術や手法の解説ではないこともあり、本書の鉄則は時代を超えて生き続けてきた。旧版は2000年に発売され、シリーズで10万部が売れ、書店にSE本のコーナーができるきっかけになった。
「創業以来、入社してくる社員には必ず、この本を渡してきた。『顧客が51、会社が49』の姿勢がとれているかどうかを人事考課の対象項目にしている。今後も全社員に読ませ続ける」
「エンジニアになって20年近く経ち、色々悩んでいる時にこの本に出会い、物の見方を教わった。本の帯に『SEバイブル』と書いてあった通り、常に手元に置いて読み返し、部下に勧めてきた」
こうした愛読者の方々から寄せられた「全社員に読ませ続けたい」「後輩に手渡したい」という要望に応え、19年ぶりに新装版を出版する。「この本に出会ったおかげで一人前になれた」と語る長年の愛読者たちによる「本書の読み方・使い方」を巻頭に追記した。
感想・レビュー・書評
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SEマネージャに向けて書かれた本。一般的な課長本よりはるかに実戦的。本質的な原則が書かれているので何年経っても色褪せない。マンパワー売りをやめたいからという想いには賛同できないが、SEのマルチ化は育成観点でいいと思った。さっそく行動規範を作ってみたい。
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システムエンジニアをやっていた経験もあるので、いわゆるできる上司はこの本に書かれていた通り客観的にもできる上司だったんだなと納得
システムエンジニアってむずすぎるし、修行期間キツすぎるから自分には難しかったなと思う -
まだ自分はSEマネージャの立場まで行っていないので、第1章のみ読了。
とても気づきが多い本であった。自分で何となくやっているつもりだったことも「顧客から信頼される」ためにどんな意識を持てばよいかが、具体的に描かれており、自分の仕事の仕方や意識を変えていきたいと素直に感じることができた。
特に本書で何度も出てくる「顧客51 - 会社49」は忘れないようにしたい。