- Amazon.co.jp ・本 (236ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296103294
作品紹介・あらすじ
2017年『宝くじで1億円当たった人の末路』がシリーズ18万部のベストセラーになった著者の2年ぶりの最新作!
テーマは「同窓会」です。
同窓会という言葉を聞くと、あなたは何を思い浮かべますか?
「勉強が得意だった学級委員長」「腕っぷしの強い番長格」
「運動神経にたけた人気者」「お調子者のムードメーカー」
「アイドルだったあの子」「地味でおとなしい普通の子」……。
懐かしいたくさんの同窓生の顔とともに、
「体育祭」「文化祭」「修学旅行」「恋愛」などの
甘酸っぱい思い出が浮かび上がってくるのではないでしょうか。
あいつ、今どうしてるんだろう?
昭和の時代までは、多くの人がこぞって参加していた同窓会ですが、
平成の30年間で、驚くほど、様変わりしています。
「大勢が集まる同窓会にはもう参加したくない」
そう考える人がミドル層を中心に大幅に増えているのです。
当時のクラス(学校)内の序列が同窓会に
参加しにくくしているといった「スクールカースト犯人説」。
「出世・給料など自慢競争が嫌」。「会いたくない友達が参加するから」といった
理由がまことしやかに語られていますが、それは昭和の時代も同じで、表層的なものにすぎません。
なぜ今になって同窓会に行かない人が増えているのか──。
本書はこの"謎"に深く切り込み、平成30年間の企業文化や
社会構造の変化を分析することで、裏側にある理由に迫ります。
「出世できなかった」「起業に失敗した」「好きを仕事にできなかった」……。
本書では同窓会に行けないそれぞれの事情を、豊富なデータを使って、多角的に考察します。
「小学生時代にモテた人」「一念発起して起業した人」「大企業を辞めて『出家』した人」など様々な人の人生の末路にも迫ります。
「ベストな人生とは何か」「幸せな生き方とは何か」
自分やクラスメートの人生を考えながら、この本を読めば、生きるための何がしかのヒントがきっと見つかるはずです。
感想・レビュー・書評
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論理飛躍や誇張表現が多かった気はするが
読みものとしておもしろかった -
タイトルで面白そうだなと思って読みました。
色々と理由は書かれていますが、簡単に言えば今の自分に満足していないからなんでしょう。
ではなぜ満足出来ていないかと言えば他人と「くらべている」から。
この本のテーマは面白いのですが、思った以上に話が広がり過ぎてちょっとまとまりがないかなという印象。
でも現代社会を問題を探る見つめ方としてこの切り口はなかなか面白いなと思いました。 -
同窓会、私も行きたくないなー行けないなーって思う日が来るのかな。
気楽に生きたい。あとあんまり理想とか成功のテンプレ的なものに縛られないようにしようと思った。 -
デンマークでは、午後4時に退社して子供を迎えに行き、家族で夕食を摂るのがあたりまえ。世界幸福度ランキング上位の常連。仕事以外に居場所を持つことができる。
時短を妨げる社員は解雇。小売店は夕方には閉まる。休日営業は少なく、過剰なサービスを求めない。
日本は、国民性として、おもてなし=無償のサービス、を求めるため、ワークライフバランスの実践に向いていない。
一億円でアーリーリタイアするためのポートフォリオ。3000万円で、VIXETNを売る。
一度アーリーリタイアした元会社員は、二度と働こうと思わなくなる。
投資商品のインカムゲインで食べていく戦略は、一度でも元本が毀損すると回復不能になること。
これからの職業=ホワイトハッカー、データサイエンティスト、サイボーグ技術者、人口肉デザイナー
同窓会に行かないとおかしい、は同調圧力。
仕事選びの鉄則=好きになれそうなこと、を3年やる。向いてそうだ、と思ったら10年やる。そうすればプロになれる。 -
タイトルから想像した内容と違っていた
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同窓会参加者が減ったは自信がない人が増えたから。
自信を持てない理由をパターンに分けそれぞれに言及。
この流れはこじつけに感じあまり好きではないが、
原因分析の中で触れる社会構造に対する考察自体は、
なるほどと思える部分も多々あり面白かった。
既視感を感じる内容もあったが、
「宝くじで1億円当たった人の末路」
と同じ著者だったのか。
同じネタを使いまわすのはちょっと、と思う部分はあるが、
「一億円」より本書の方がずっと面白かった。
あと、フランク三浦の社長インタビューは最高。
商標登録に含まれる漢字は「三浦」ですらなかったのか!