人生は、もっと、自分で決めていい

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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296110735

作品紹介・あらすじ

新しいロールモデルとして、20代~60代まで幅広い層に支持されている薄井シンシアさん。
専業主婦17年を経て47歳で「食堂のおばちゃん」(カフェテリアマネジャー)から社会復帰、時給1300円の電話受付を経て、一流ホテルの営業職へ。3年後には、営業開発副支配人に昇進し、さらに、大手飲料メーカーのオリンピック・パラリンピックホスピタリティシニアマネジャー…と異色のキャリアを積んできました。
その後、オリンピック延期に伴い、コロナ失業を経験。61歳でスーパーのレジ打ちをしながら転職活動をし、2021年春に外資系ホテルのカントリーマネージャーに就任しました。

本書では、これまでの記事や書籍では語り尽くせなかった
◆40代からつないだキャリア
◆58歳で経験した円満離婚
◆コロナ失業のどん底経験
など、後半人生の大きな転機の乗り越え方などに着目。

・再就職を考える専業主婦
・子育てと仕事の両立に悩む共働き世代
・余裕がない生活を送る30~40代
・後半人生のキャリアに悩む50代

人生の選択肢を前に迷い続ける読者のみなさんへ
「どんな状況でも納得のいく人生をつかめる、決め抜く力」の秘訣を届けます。

感想・レビュー・書評

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  • 30歳。2人目の子供が生まれ育休中にこの本を手に取りました。
    外資系企業で営業職として、1人目の育休を終えた後も、フルタイムで働いてきました。「ワークライフバランス」に囚われ、余白のない毎日を必須に綱渡りしながら過ごしてきた毎日。キャリアも子育てもどちらも中途半端な気がして、まさに限界です。
    以前AbemaTVでお見かけしたときは、強めな物言いでちょっと苦手意識があった薄井さんですが、この本は柔らかく、現実的で、寄り添ってくれる印象をもちました。
    守りたいもの(夫、子ども)を人生で1番多く抱えている今、価値観はどうなっていて、弱みはなにか?(私の場合は子どもが最優先なので、キャリアにおいて子どもがいることは弱みかな。)
    海外のMBAに挑戦したいけど、優先すべきことなのか?大企業で働くこと、名の通った企業で働き続けたい気持ちが強かったけど、ほんとうにそうなのか?
    私が悩みがちな理由は、優先順位がはっきりしておらず、かつ情報が足りていないからだと薄々感じていたことをハッキリ突きつけられた気がして、恥ずかしい気持ちと、なんだかスッキリした気持ちと。

    人生100年時代、満足のいく人生を歩めるよう、自分で手綱をもって歩いていけますように。

  • 文化を複数持っている人は強い。一つだけだとそれはそれで強い。自分がとても中途半端だと感じる。

  • (地に足が付きすぎていて、考え抜いた選択と地道な努力で成功されている方なので、楽に一発逆転したいと考える方には向きません。)
    タイトル的にスピリチュアルな導きに従って、理想は分かるけど現実はそうはいかないんだよ!等‥が書かれているのでは?と身構えましたが
    理想論を唱えない、超現実主義な方の頭の中を見ているような分かりやすい内容でした。
    アラサーから60代向けと思うことなかれ、現実的世代の20代の子にもおすすめしました。

    子育てに全力投球し、17年の主婦歴、さらには離婚を経て、社会に戻るための求職活動で英語も話せるのに50代の需要がないことに愕然としたが、現在は外資系ホテルの社長に就かれている筆者。
    他人事とは思えないトピックが満載ですが
    なぜ?なぜ?を徹底的に掘り下げ、不安要素をつぶして自分が納得するまで考え抜くことが大切だよなと再認識させられました。

  • 自分を中心に置いて、物事を考える。相手は変えられないけど、自分は変えられる。心に正直にモヤモヤすることを紙に書いて整理する。自分が譲れないものだけはしっかり持つ。自分の弱みをちゃんと客観的に見つめてそれを強みに変える。弱みを見つければ反対に強みをうまく使える。
    最悪のシナリオを常に考え、自分の決断に後悔しない。目の前のことを当たり前に一生懸命にこなすその連続でながば結果は自然とついてくる。
    自分がどんな人になりたいのかどうみられたいのかはいくつになっても気にする。決めた答えが自分の限界になって気づくこともある。自分ファーストになる。余裕のある次の日を迎える。最悪のシナリオを考えると自分決断に後悔しない。自分が決めたのだからと納得できる。

  • いつも自分の現状を分析し、課題を見つけて行動する。
    冷静で行動力のある強い女性と思いきや、鬱になるほど悩んだり立ち止まったり。
    その時その時の自分の心に向き合って、悩み抜いて答えを自分で出す、決める。

    漠然としたもやもやを整理する為のコツが書かれていて、バンッと背中を押してもらったような気持ちになりました。

  • 以前、新聞の記事でANAインターコンチネンタルホテルの営業開発担当副支配人の薄井シンシアさんを知り、専業主婦歴17年からのスタートでどのようにして華麗なるキャリアを築きあげたのかとても興味がありました。『どんな状況になっても、自分が大切にしたいものを軸に、自分の限界を受け止めて、目の前のことを積み重ねる。』『今の自分に納得できていなかったとしても、大丈夫です。その人生は、いつだって変えられる。』『これからの人生を、自分の手で前に進めていくことを願って』『一生の中で帳尻を合わせればいい』などなど、これからの人生や、自分なりに納得のいく仕事をしていくには、どうしたらいいのかなぁーとあれこれと思い悩んでいる毎日ですが、とにかく目の前のことをコツコツとこなして、もがきながら頑張ってみようと思いました。人を羨んだりせず、自分が幸せだと思えるように、笑顔を忘れずに、人生の真ん中に「自分」がいるようにしていきたいと思いました。何歳からでもチャレンジできるんだし、諦めてはいけないなぁーとも。背中を押してもらえました。

  • シンシアさんの真っ直ぐな思いに背中をゆっくり押してもらえるような一冊。
    好きなことをやろうという概念が多い中で、人生100年を見据えつつできることをやる思いに力をもらえる

    ■同時に全部やらなくてよい、人生は100年
    ■自分を真ん中におく
    ■悩むことはメリット・デメリットを書き出していつも眺める
    ■決断したならすぐにやる。やらないのは理由があるはず
    ■私は良き明日のために、今日を生きている

  • たまたま就職セミナーで、薄井シンシアさんのことを知り、話が面白く、本を出版していると知り読みたくなった。
    セミナーでは、ハッキリとした強気に思える物言いだったが、本を読むと、必ずしもそういう面だけではないのがわかった。そう見せているのかもしれないですが。
    女性が働くということに、どんな意志をもっていけばいいのか、参考になる本。自分の価値観はどうなのか、自分を見つめ直し、その時にその人に何が見えるか。

  • 勇気づけられる内容。仕事の取り組み方、心の持ち方などなど。人生の先輩に相談しているような気持ちで読み進められ、参考になった。

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著者プロフィール

フィリピン生まれ。東京外国語大学卒業後、貿易会社に2年間勤務。日本人と結婚、専業主婦の道を選ぶ。5カ国で20年間暮らす。娘のハーバード大学入学と同時に就職活動を開始。47歳で“給食のおばちゃん”からカフェテリアマネージャー(タイ)、電話受付アルバイト(日本)を経て、ANAインターコンチネンタルホテル東京に。3年で営業開発担当副支配人になる。その後、シャングリ・ラホテル東京に勤務。2018年、東京2020オリンピック大会トップパートナーのホスピタリティ担当。

「2020年 『ハーバード、イェール、プリンストン大学に合格した娘は、どう育てられたか ママ・シンシアの自力のつく子育て術33』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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