- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784296117130
作品紹介・あらすじ
資源に乏しい日本は人材によって成長を実現してきたと言われてきたが。企業の人材投資の方法論は、流動化する労働市場や多様化する働き方、人材に対する高い専門性の追求など、さまざまな環境変化に対応することが求められるようになっている。しかし、日本企業は多くの場合、人材への投資を正確に把握しているわけではない。また、重視していると言われるOJTにおいても、効果検証がきちんと行われているとはいえない。まさにジレンマと言ってよい状況である。コロナ感染拡大などもあって職場が変質している今、OJTの再編成や体系化などが必要である。
本書は、このような問題意識に基づいて、改革の方向性を探るために、東京と米国カリフォルニア州で合計13社、24名の人事責任者インタビュー調査と20代~40歳代の約2300人を対象として、3時点でのアンケート調査を行った。結果として、4つの提言がまとまった。
①外部労働市場との戦略的連携
②人材育成のパラダイムシフト
③働く人のマインドへの投資
④組織開発の進展
である。人材マネジメント全体を網羅してはいないが、この4点は、変化する環境のなかで、現在の人材マネジメントを改革するうえで考慮すべき点である。日本の人材マネジメント研究を代表する守島教授がリーダーとなって大規模調査に基づいて人材投資改革の指針を示す。
感想・レビュー・書評
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・木(個人)を育てたいのであれば、森(組織)にも目を向けて、育てること。組織開発
・多様化する個人に対しての、個別アプローチ(研修、タレマネ)
・主体的な行動と思考により、仕事の生産性は上がる
・マインド面への投資のキーは企業理念の共感
・キャリア自律。従業員自身が選択することが大切
・従業員は選択できる個として扱うこと、選択肢を与え続けることで、ココロを捉える
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東2法経図・6F開架:336.4A/Mo64j//K