仕事は辞めない!働く×介護 両立の教科書

制作 : 日経クロスウーマン 
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本棚登録 : 61
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784296202782

作品紹介・あらすじ

団塊の世代のすべてが後期高齢者となるのが2025年。「大介護時代」はもう始まっています。多くの人が働きながら介護をすることになるなら、必要なのは「休みやすい職場環境」より、むしろ「仕事を休まずに介護をこなすための知識」です。介護は突然やってきます。そのときになって慌てて無駄に負担を抱えこまないために、親に介護が必要となる前から準備できることは? 「働く」と「介護」を両立させるために誤解してはいけないこととは? 20年間以上介護と仕事の両立を支援してきた東大卒の介護福祉士、木場猛が詳しく解説します。

感想・レビュー・書評

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  • 人生100年時代と言われるが、
    健康寿命は約80歳。
    できれば、介護されずに元気で生活したいが、
    老化に立ち向かうのはなかなか大変だ。

    超高齢化と少子化と人手不足と、
    これからの時代は問題がたくさんある。

    介護保険制度も、使いたくても、使うこともままならない。
    現実に、介護現場では退職者が増え、新しい職員のなり手不足だ。
    現場は、重労働。体を壊す人も多い。

    仕事と介護の両立、理想的。
    実際には、子育てや家事や、もっといろいろな事と両立しなければならない。
    ヤングケアラーの問題もある。

    「ロストケア」のような不幸な事件が起きないよう、
    職場や地域、国が、少しでもいい方に変わるといい。

  • 「仕事と介護を両立」するために知っておきたいことを網羅することを目標に、「ビジネスパーソンがこれさえ読めば大丈夫なものにしたい」という編集の方々とともに作り上げたという一冊。知らないから、調べないから不安に感じていることを、分かりやすく解説してもらい、少しずつ、何をすべきか理解できる。

    突然やってくるかもしれない介護、まずは地域包括支援センターに相談、できれば元気なうちからつながっておくのが良いという。そして、プロでも自分の親の介護はハードルが高いということも、心に留めておきたい。無理せずに、周りの体制を整えて、仕事と両立させよう、なぜなら介護の後も自分の人生は続くはずだから。他にも、知ってよかった、覚えておこうと思える話がいくつも。

    著者の一人、佐々木氏は、介護の不安に悩み、また、実際の介護に苦しむビジネスパーソンを支援するため、2016年9月1日に株式会社リクシスを創業した方。リクシスの目標は、最先端のIT技術と介護プロフェッショナルの知見、そして人と組織にかかわる変革デザイン技術を結集し、シニアケアにかかわる「すべての人」が、輝き続ける未来をつくることで、企業のサポートも行っているらしい。

  • 親が認知症になる前に、定期預金を普通預金に変えておく、これだけでもとで参考になった。
    後見人の制度の話も詳しく説明されていた。他の介護本にはない情報が得られた。

  • 介護休暇制度は仕事を休んで親の介護をする
    ために使うのではなく
    仕事と介護の両立体制を組むために利用するもの

    「平日2時間、休日5時間」
    仕事をしながら介護にかかる時間が
    これを上回ると継続がつらくなる目安。

    おーーすごい具体的!

    餅は餅屋、介護体制構築はプロを活用
    早期発見、早期対応、初動を制する
    できる限りこれまで通りの働き方をする、
    それを前提に、介護のプロと両立体制を組む

  • 来たるべき将来のために購入。内容は非常にわかりやすく、介護の基礎知識を得るには良い本だと思う。突然介護の瞬間がやってきた時に、知識があるか無いかは大きな違いとなる。早めに読んでおくのがおすすめ。

  • noteから

  • 間違いなく今後さらに
    社会問題化していくこの介護問題について、
    リテラシーを持つことの重要性を
    教えてくれます。
    介護にまつわる本はいくつか読みましたが
    とても説得力と納得感のある本です。

  • 介護の本は、増えつつあるが、会社を辞めてはいけない。介護保険をMAX使う。

  • タメになった。必要な時にもう一度読み直したい。

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