重力波発見の物語 (かがくのえほん)

著者 :
  • 技術評論社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297118433

作品紹介・あらすじ

新しい天文学の幕開けはどうやってもたらされたか?
重力波発見以降はもはや当たり前になりつつある
重力波観測のこれからがわかる!

重力波という考え方がどのように生まれ、
実際にどうやって観測され、
そして、今後どのように発展していくのかという一連の流れを、
やさしい言葉と挿し絵で解説する、サイエンス読みものです。

感想・レビュー・書評

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  • 【推薦コメント】
    最近話題の重力波の発見をわかりやすくストーリーにしたものだから。
    (理学系研究科 M1)

    【所蔵館】
    総合図書館中百舌鳥

    大阪府立大学図書館OPACへ↓
    https://opac.osakafu-u.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=2000951839

  • <科>
    『三体Ⅲ 死神永世 下』を読んでいるとき突然『これはもう少し ”重力波” についての知識を得た方が絶対に面白く読めそうだぞ!』という事に気づいた。でも多分学術書の類で”重力波”について読んだところで何も分からない事は,少し前に ”超ひも理論” に挑んで失敗した時に僕は学んでいた。
    そこで,今回到達した結果はこの本『かがくのえほん』なのであった。結論から言うと「絵」は気休めであって中身はやはり難しかった。でも”気がっ休まる”と云う事は存外に効果が大きく,理解の程度はともかく最後まで読むことは出来た。そして,こりゃ更にもう一冊読まねばねばネバーギブアップ!という結論に僕の空気頭は達した。さてさて やれやれ Good grief. である。すまぬ。

  • ●新しい観測技術、重力波望遠鏡
    ●1915年にアインシュタインが完成させた一般相対性理論から導かれるもので、時空の歪みが波のように周囲に伝わっていく現象です。その重力波は100年の時を経て、2015年9月に初めて観測されました。
    ●光の速さは変わらない。これはニュートン力学の理論と矛盾する。
    ●重力がなぜ発生するかは、人類がずっと抱えてきた問題で、ニュートンでも解き明かせなかった。しかし、アインシュタインによって、重力は質量の影響で時空が歪むことで発生することが示された。物質の間で直接的に働く力ではなく、時空を媒介して働く力であると解釈されるようになった。

  • 重力波のことがあまり分からなくても重力波というものを発見する歴史を追うことで分かるようにと書かれている。科学者たちの重力波を追う歩みをかくことで興味を抱かせて、次のステップへ進んでもらおうという内容。
    一冊読むと重力波への重要性を理解し重力波の意味を入り口くらいまで分かる。中学生から読めるようにと著者は意図していると思われる

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著者プロフィール

■荒舩良孝(アラフネ ヨシタカ)
科学ライター/ジャーナリスト。1973年埼玉県生まれ。大学在学中からライターとして活動をはじめ、科学の研究現場から科学と社会の関わりまで幅広く取材し、現代生活になくてはならない存在となった科学について、深く掘り下げて伝えている。『ニュートリノってナンダ?』(誠文堂新光社)、『火星の科学 ‐Guide to Mars-』(共著・誠文堂新光社)、『生き物がいるかもしれない星の図鑑』(SBクリエイティブ)、『重力波発見の物語』(技術評論社)など著書多数。

「2021年 『地球を飛び出せ! 宇宙探査』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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