アートで魅せる数学の世界

著者 :
  • 技術評論社
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本棚登録 : 111
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784297123833

作品紹介・あらすじ

「数学はアート」ととらえ,「魅せる」数学をとことん紹介していきます。まず、私達の身の回りにある折り紙の歴史から簡単に紹介します。折り紙は数学の幾何的な説明を理解するにはとっておきの題材です。数学の研究分野として「折り紙数理」が存在するほどです。実際に「折り紙を5等分できるか」「折りたたまれたときにできる折り線の特徴」「折り鶴の自由度」、ミウラ折りのきっかけやヨシムラパターンの解説などを行い体感、感動しながら読み進めることができます。
 後半では、パターンや平面に敷き詰められた「模様」をご紹介します。折り紙はいわば「鏡反射」の幾何学です。平面タイル張りに関する数学(群論)によってエッシャーのタイル張りの模様をExcelで実際に描いていきます。切り絵では、数学的でかつ芸術的な世界を堪能できます。
 そしてストリング・アートではExcelを使って、形を自由に変形して楽しむことができます。
 驚くほど美しくきれいな図形が実はExcelで描けるのです。ぜひ実際に試してみてください。

感想・レビュー・書評

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  • 数学部分は一ミリもわからんが、エクセルでグラフを書かせると面白い。

  • 黄金ひまわり螺旋呼吸

  • ふむ

  • 図書館で借りた。
    数学とアートをかけ合わせた世界を語る本。黄金比にはじまり、折り紙、タイルアートにストリングアート…、後半はフラクタルなどのデザインになる。
    この本の最大の特徴は、Excelで実際に読者に描かせるところ。パラメータを変えて、模様が変わっていく様を体験できる。数式などの数学的側面は極力難しくならないように心がけられているのも印象的。

    単純な幾何学の延長でない、独特な分野と感じる。奥が深い。

  • 数学を意識して描くなら、Processingより、Excelで描く方が、正しい方向性じゃないかと思った本。

  • 数学の美しい性質について,Excelを通じて身近に体験できる良書。数学の知識は要求されないが,群論,グラフ理論,トポロジーなど知っているとより楽しめる。

  • 請求記号 410/O 42

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著者プロフィール

弁護士、米ニューヨーク州弁護士、証券アナリスト。
岐阜県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。一橋大学法科大学院及びペンシルバニア大学法学修士課程修了。ロイター通信(当時)勤務を経て、弁護士登録。現在は骨董通り法律事務所(東京)パートナー。神戸大学客員教授、JCBI(ブロックチェーン・コンソーシアム)著作権流通部会長などのほか、著作権、Web3などに関する関係省庁の委員も務める。趣味はリズムタップと茶道(松尾流)

「2024年 『著作・創作にかかわる法律 これでおさえる勘どころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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