Azure OpenAI ServiceではじめるChatGPT/LLMシステム構築入門
- 技術評論社 (2024年1月24日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784297139292
感想・レビュー・書評
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図がわかりやすくて参考になった
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ざっくりazure open ai のサービスの外観がわかる。
サービスの全体像、ポイントだけでなく
llmの仕組みなども初心者でもわかりやすくエッセンスが抽出されており、
入門書としてはかなり良い。 -
Azure OpenAI Service 入門書。RAG による社内情報検索と組み合わせた Chat システムの構築を事例として、LLM と組み合わせたシステム構築の概要が掴める。
特に RAG を使ったシステム構築に詳しい。on your data により、ノーコード・ローコードで Chat を作るところから始まり、プロンプト・フロー、AIオーケストレーションといったより高度なやりかたへ進む。
Copilot Stack という全体アーキテクチャ、およびそれを構成するAIオーケストレーションとして、ReAct、グラウンディング/RAG、Function Calling、プラグイン、LangChain / Semantik Kernel と一通り説明されている。
基盤モデルとしてオープンソース系のものを使い、それをさらにファインチューニングすること、たとえば知識蒸留、枝刈りなどによるモデルの圧縮が説明されている
責任あるAIとしてのコンテンツフィルタリングにも言及している。
付録B の LLM 技術解説が、自然言語処理の歴史・Transformer の動き、RLHF などコンパクトにまとまっていて、秀逸。 -
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タイトルに「入門」とありますが、よくある初学者向けの広く浅くの本ではありません。LLMを実際に社内で業務活用しようとされている方や、LLMを使ったCopilotのアプリを作ろうとされている方、社内の複数のアプリを管理していく方までターゲットになっている広く深くな本です。これからLLMの勉強を始める方はもちろんのこと、すでに一通り触って理解は済んでいて、これから実用化していこう、本番運用していこうと思われている方にも非常に役立つ本だと思います。
レビューの続きはこちらにまとめていますので、よろしければどうぞ。
https://segavvy.hatenablog.com/entry/2024/01/21/021515