- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784299010315
作品紹介・あらすじ
2020年6月30日、香港で「香港国家安全維持法」が施行されました。中国政府に楯突くと逮捕され、中国本土に送還されるというとんでもない法律です。すでに、民主派の周庭氏や黎智英氏も逮捕されました(その後、ふたりとも保釈)。それでも、香港の人々は白い紙を掲げて(何も書かなければ、中国政府批判にならないので)、抗議の意思を示しています。さらに、国際的な連帯を求めて、英国に移住して活動している運動家もいます。いま、香港の人々は、なんとか中国の圧政をはねのけようと活動をしています。彼らの活動と、その香港の人々に、私たち日本人はどこまで連帯できるのか。そのための一冊です。
感想・レビュー・書評
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岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00609524
6月30日、香港国家安全維持法が施行された。
それ以降、香港人は不当な沈黙を強いられている。
中国共産党を批判した場合、彼らには逮捕が待っている。
そして、最悪の場合、終身刑が言い渡されることもある。
悔しい思いに駆られている香港人。
いま、香港で何が起こっているのか。
本書では、その香港人の生の声を伝える。
(出版社HPより)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020年6月30日、「香港国家安全維持法」の施行。
それにより、「一国二制度」の崩壊。
この事実に対する様々な人の意見を、具体的なエピソードを介して伝える本。
特に、それぞれの見解が示されていた第二章の生証言は良い。
これを新東西冷戦の文脈で見るのではなく、
“人権問題”として考えるべきだと思う。
また、日本の政治関心の低さをしみじみと感じた。