中世王朝物語全集 (11)

制作 : 市古 貞次 
  • 笠間書院
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 5
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (188ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305400918

作品紹介・あらすじ

雫ににごる(しづくににごる)室城秀之[校訂・訳注]

帝に離縁された内侍督は、若宮を生んで死ぬ。
若宮は、中宮の娘一品の宮のもとで育てられる。
翌年、悲しみの癒えぬ帝は、
若宮を春宮に、内侍督の兄を内大臣にし、
春宮に譲位した後、出家して即身成仏する。
帝・内侍督の悲恋と内大臣家の繁栄を描く。
脱落の内容と錯簡の修正に配慮した、
本物語初の注釈書。

住吉物語(すみよしものがたり)桑原博史[校訂・訳注]

母を失った中納言兼左衛門督の宮腹の姫君は、
継母の妊計によって、思いを寄せてきた四位の少将を
三の君にうばわれる。
入内話や結婚話をことごとく妨害された姫君は、
住吉の尼君を頼って京を離れる。
四位の少将は、初瀬の霊夢で姫君の居場所を知り、
京へ連れ帰り、子を設けて、一族は繁栄する。
数多くの伝本をもつ、継子苛め物語の代表作。

著者プロフィール

【著者】室城秀之
一九五四年、東京都生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。白百合女子大学教授。著書に『うつほ物語の表現と論理』、注釈書『うつほ物語 全』『新版落窪物語』ほかがある。

「2021年 『松浦宮物語 雲隠六帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

室城秀之の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×