- Amazon.co.jp ・本 (152ページ)
- / ISBN・EAN: 9784305704238
作品紹介・あらすじ
大火・竜巻・大地震、源平の争乱に見舞われた激動の時代、
人は何を思い、どう生きたか。
時代を超え、今また現代人の胸に鋭く迫る一級の随筆を全文現代語訳。
現地の様子がよくわかる地図と、読解を助ける詳細な注付き。
大きな活字で提供する。『方丈記』800年記念出版。
引き締った和漢混交文で、草庵の生活の安逸さを賞揚した、価値の極めて高い作品。
隠遁生活を謳い上げた名作として、後の隠者文学へはもちろん、他の文芸作品へ強い影響を与え続けている。
※本書『方丈記』は、「日本の文学古典編 方丈記 宇治拾遺物語」として1987年にほるぷ出版より刊行されましたが、これに図版等を追加し、新版として公刊するものです。
感想・レビュー・書評
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鴨長明による有名な随筆。五大災厄を描写しつつも一般的な世の無情も描く。“ゆく水”ではなく“ゆく河”とした長明の妙には感心する。63歳で亡くなったらしいけど意外と若いッ!と思った。世阿弥や漱石などにも影響を与えた。短くて透徹していると思った。
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災害文学とNHKで言われているのを知った方丈記。冒頭がとても有名な本。
前半の災害から後半の隠者の生活と流れる一貫性の中、ラストの自己否定が突然の印象を受ける理にはかなってる。災害と世間の煩わしさという現代にかなり通じる随筆だった。
解説は当時の時代背景の紹介や研究成果など。鴨長明のことはよくわかってないようだ。 -
[配架場所]2F展示 [請求記号]914.42/かも [資料番号]2012126581