木簡による日本語書記史【2011増訂版】

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  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305705686

作品紹介・あらすじ

初版から6年。最新の知見を取り入れて大幅に記述を改訂増補。
古代日本語の全体像を塗りかえる、名著の最新版。

言語研究の立場から、木簡から読み解けることを明らかにし、歴史学・考古学に還元すると同時に、八世紀以前の日本語の真の姿を追究する。言語学と歴史学がクロスする、Excitingな論考。

【本書の論考は、木簡をはじめとする出土物を日本語史研究の資料としてどのように取り扱い利用するか、そこから得られる知見がこれまでの認識にどのような変更をもたらし、証明の及ばなかったところを解明する手がかりとなるか、具体的な問題を取り上げて考察しながら、研究の観点と方法を示すことをねらいとしている。木簡という資料の性格から、論述の多くが漢字使用に費やされているが、真の目標は、漢字という衣を着た七、八世紀日本語の全体像である。】……前書きより

著者プロフィール

昭和23(1948)年、名古屋市生まれ。
東京教育大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。学習院女子短期大学助教授、神戸大学教授を経て、現在、愛知県立大学日本文化学部国語国文学科教授。文字言語を対象とする理論的・実証的研究に従事し、古代史・考古学との学際研究をすすめている。
平成5(1993)年に『上代文字言語の研究』(笠間書院、1991:2005年に増補版を刊行)によって筑波大学より博士(言語学)の学位を授与された。
単著に『文字・表記探求法』(朝倉書店、2002)、『木簡による日本語書記史』(笠間書院、2005)、『漢字を飼い慣らす 日本語の文字の成立史』(人文書館、2008)、『木簡から探る和歌の起源 「難波津の歌」がうたわれ書かれた時代』(笠間書院、2008)があり、共著に『古代日本の文字世界』(大修館書店、2000)、『美濃国戸籍の総合的研究』(東京堂出版、2003)、『古代日本 文字の来た道』(大修館書店、2005)等がある。

「2011年 『木簡による日本語書記史【2011増訂版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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