〈狂気〉と〈無意識〉のモダニズム: 戦間期文学の一断面

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  • Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784305706829

作品紹介・あらすじ

理性の崩壊または損壊、すなわち〈狂気〉。
人間心理の中の、意識せざる意識、すなわち〈無意識〉。

戦間期(一九一八~三七年ごろ)の文学にみられる
<狂気>と<無意識>の表象を分析することによって、
<脱近代>としてのモダニズムの様態を解き明かす。

【本書は、戦間期の文学に表象された〈狂気〉と〈無意識〉のありようを分析し、その特性を論じるものである。
〈狂気〉と〈無意識〉に共通するのは、それらが〈非理性〉であるということだ。戦間期の文学は、近代性の重要な柱であった〈理性〉に反抗することによって、ある種の〈脱近代〉を実現したように思える。そこで私は本書において、文学作品における〈狂気〉と〈無意識〉の表象に着目することで、戦間期文学の〈脱近代〉性を解明しようと考えたのである。 】...「プロローグ」より

著者プロフィール

1977年、埼玉県生まれ。
2008年3月、上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。
2011年9月、博士(文学)取得(上智大学)。
現在、実践女子大学、上智大学、千葉大学等非常勤講師。

「2013年 『〈狂気〉と〈無意識〉のモダニズム』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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