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- Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309006093
感想・レビュー・書評
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併録の『醜 大谷吉継』
を読んでみたくて借りました。70ページほどの短編です。
史料文献の引用を多用しているのでとても参考になりました^^
三成に挙兵を聞かされる所から始まり、
吉継のこれまでの生涯、三成に合力する意を示し、
関ヶ原最期までが書かれています。
この吉継は凄く現実主義で、冷めた目で世を見据えています。
三成の味方につくのも単に友の為、という情で動かされた訳ではなく、
死ぬ前に精一杯采配を振るってみたいという武士らしいものから。
タイトルの”醜”は吉継を指しているのではありません。
最初こそ吉継は己自身をそう思うものの、最後には
世の本当の醜が見えている様になってます。
すごく達観した吉継です・・詳細をみるコメント0件をすべて表示
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