楠木正儀

著者 :
  • 河出書房新社
3.00
  • (0)
  • (0)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 6
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309006093

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 併録の『醜 大谷吉継』
    を読んでみたくて借りました。70ページほどの短編です。
    史料文献の引用を多用しているのでとても参考になりました^^

    三成に挙兵を聞かされる所から始まり、
    吉継のこれまでの生涯、三成に合力する意を示し、
    関ヶ原最期までが書かれています。

    この吉継は凄く現実主義で、冷めた目で世を見据えています。
    三成の味方につくのも単に友の為、という情で動かされた訳ではなく、
    死ぬ前に精一杯采配を振るってみたいという武士らしいものから。

    タイトルの”醜”は吉継を指しているのではありません。
    最初こそ吉継は己自身をそう思うものの、最後には
    世の本当の醜が見えている様になってます。
    すごく達観した吉継です・・

全2件中 1 - 2件を表示

大谷晃一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×