- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309006963
作品紹介・あらすじ
ブルガリア、ユーゴスラヴィア、ポーランド、ウクライナ、白ロシアなどのスラヴ民族の心のひだにわけ入り、フォークロア資料を駆使して吸血鬼が生まれる原郷世界をたずねる画期的労作。
感想・レビュー・書評
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おすすめ資料 第449回 (2018.11.02)
この本は、スラヴ民族のもとに伝わる吸血鬼伝説を収集し、その性質について解説したものである。
吸血鬼伝説の故郷である南スラヴ地域および他のスラヴ諸国に伝わる数々の伝説が紹介されており、
映画や小説でおなじみの吸血鬼の原点を知ることができる興味深い一冊です。
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学者先生の研究論文を書籍化したもの。故にミーハーなタイトルに反して中身は堅実で学術的。西欧の耽美的な、ブラム・ストーカーに始まる吸血鬼文学とは全く違う流れの、『吸血鬼が実在している』東欧世界に於いての近世以降の吸血鬼関連の伝説や習俗などを紹介している。吸血鬼と共に暮らしてきた人々の生活が覗ける良本。挿入されている吸血鬼民話が秀逸。2F右奥
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何故、吸血鬼伝説が生まれたのか、風土や信仰などの観点から検証。フォークロアに興味があり、学術的に知りたい人向け。娯楽性は皆無。良い本です。