人づきあいの極意

著者 :
  • 河出書房新社
3.60
  • (0)
  • (3)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 10
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309016146

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 短期的にじゃなくて長期的に、徹底的に利己的になれ、なんだけれど。けっこう、短期的な感情こそが自己の、事故の中心のようなところがあるのだけれど、それを抑えるのを理性ではなくて自己利益として見ることができればよい、何だなあ。難しいが。h

  • 心理学博士のたまごの人に教えてもらった本です。対人関係を、簡単に言うとコストと利益というふうな分析の仕方でとらえています。それだけじゃないんですけどね。ベタベタした方法論ではなくて、人づきあいを科学した本です。

  • 人付き合いをコストと報酬で考える考え方はよかった。
    ゲーム理論とかも出てきて、相手と自分のコストと報酬を最適化しようなんていうのもいわゆる理系&人見知りなワタシには向いてるかも

  • ハウツーかと思ったら違った。
    人は他人との間に貸しも借りも作りたくない。
    相手のコストと自分のコスト、相手に与えた報酬と自分が受け取った報酬を同程度にしたい。

    何をするにも自分が報酬を得ることを考える。それが善意であっても、相手からの信頼や尊敬などの、
    周りからの目も抽象的な報酬と考えられるそうだ。

    この本で一番重要なことは、何かをしてもらいたいならまず自分からすると言うことだ。
    贈り物をしたら送り返すのが礼儀であるように、何事もやられっ放しを人は好まない。
    もし誕生日プレゼントをもらったら、その相手の誕生日に送り返す。
    それと同様にしっかり話をきいてくれた、苦しいときに手伝ってくれた、などの日常の風景に対しても返答は存在するのだ。
    このことを人は意識しないで行っている。意識してやることは打算だと言う人もいるだろう。
    しかし打算でも打算じゃなくても相手に対しなんらかのプラスを与えていることに変わりはない。

    だからこれからは自分がしてもらいたいことは率先して自分が相手に行うようにします。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

筑波大学大学院教授、心理学博士。広島大学大学院博士課程修了。宮崎大学助教授、東京学芸大学教授を経て現職。
[主な著書]『ピンチを解決!10歳からのライフスキル①友だちづきあいに悩まないソーシャルスキル』(監修、合同出版、2018年)、『大人になってこまらない マンガで身につく友だちとのつきあい方』(監修、金の星社、2017)、『上司と部下のためのソーシャルスキル』(共著、サイエンス社、2015)、『イラスト版子どものソーシャルスキル』(共著、合同出版、2010)など多数。

「2019年 『イラスト版 子どものモラルスキル』 で使われていた紹介文から引用しています。」

相川充の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×