売春論

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (153ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309017143

感想・レビュー・書評

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  • 読了。2005年の本。作者と自分の年齢は同じくらい。売春を素通りして、納得しそうになった。

  • 2005年6月30日、初、並、帯無

  • もう体は売れない時代になったんだなあ。。

  • 「元風俗嬢」から見た風俗業界の変遷と現在。ここに書いてあることが全てではないと思うけど、風俗というものの裏側を垣間見た気がした。

    最近は風俗業界ですら供給過多になってきているというのは驚いた。「ある程度のサービスと品質を備えた店」ではなく「なんでも揃ってるし量も豊富な格安店」が増えてきているのはなにも風俗店に限った話ではないと思う。だからどうすればいいのか、というのは自分にはわからないけれど

    しかし「風俗」といえどそのフレーズの持つ漠然としたイメージだけで判断するのと、なにがどうなっているのか多少なりとも知った上で考えるのとでは天と地ほどの差があると思う。何事も知る前と知った後とでは全く違った見え方がしてくるものだ

    この本も鵜呑みにするわけでもなく、かといって所詮風俗でしょ、と一蹴するでもなく、冷静に捉えておきたい

  • 元風俗嬢が描くピンクビジネスの裏側。今まで固定観念だらけだったのが崩れるね、読んで素直に良かったと思える一冊。もうちょい深い部分にまで話を膨らませてくれれば尚良かったけど・・・。

  • この本の時代より、さらに素人売春は増えているように思う。恐ろしいねえ。

  • 身体を売っても儲からない時代になった。その理由をこの本で知ることができるでしょう。

  • 風俗業から売春業へ行くのは「堕ちた」人。
    そんな通説が最近では崩れ、風俗も売春も女性の1つのステイタス、みたいな考え方が浸透してきている。そんな事実を働く側、動かす側、使う側、筆者自身という様々な角度から語っている。

    なかなか触れることのない売春業の世界がここにあり、そんな世界をある種偏った考えで捉えてた僕にとって、いい意味で知ることができ、考えも変わったように思えます。

  • 私は堂々と言い切ることが出来る。
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    <b>『風俗業界のプロの女性を、私は尊敬しています』</b>
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    これは、揶揄でも隠喩でもなんでもない率直な感想。
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    だからこそ、この本を読んで再確認させられる。
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    現在の風俗に<b>“プロ”</b>が少ないこと。<br>
    現在の風俗が悪いというわけじゃない。現在の女性が悪いわけじゃない。きっと時代の流れがそうしてきたんだろう。
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    そんな中にもプロ意識を持った人が一人でも二人でもいる、そしていた事を確認できる一冊。
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    ただし、内容的には少々古さを否めない。

  • 2006年11月

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著者プロフィール

酒井あゆみ(さかい・あゆみ)
福島県生まれ。18歳で風俗の世界に入り、ファッションヘルス、AV女優、ホテトル、性感マッサージ、契約愛人業などを「風俗のフルコース」を経験。ルポルタージュ『東京夜の駆け込み寺』で作家デビュー。主な著書に、『レンタル彼氏』『セックスエリート』『売春論』『ラブレスセックス』などがある。

「2021年 『東京女子サバイバル・ライフ 大不況を生き延びる女たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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