- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309020082
作品紹介・あらすじ
家族がいてもいなくても誰もが"最期はひとり"の時代。「孤独死」「無縁死」しないためにはどうするべきか?ひとりの生き方をサポートし続けてきた著者が教える無縁社会でも安心できるコミュニティづくりと最期の迎え方。
感想・レビュー・書評
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978-4-309-02008-2 213p 2010・10・30 初版
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【NPO法人視点からの孤独死を語る一冊】
NPO法人SSS(スリーエス)を運営している作者が描いた一冊である。
自身が活動する中で感じた孤独死の現状や、それに直面している人たちの心情をありありと語っている。
また孤独死に対してどうやって対処すべきかを学べ、実生活に活かすことが出来る。 -
今まで「死ぬときは一人」と聞けば、それはまあ当たり前だなと感じていた。独身者だけでなく伴侶をなくして他に家族も同居していなければ、元気でいても、病院や施設にいても、死ぬときは一人である可能性が大きい。ただ昨今は高齢者もライフスタイルの変化で周りとの人間関係が希薄になりがちな傾向があるために、高齢になったときの孤独感やそれに伴う不安感、環境や身体状況の急激な変化に自分の気持ちが順応できない落ち込み感が「ひとり死」に対する恐怖にかぶさってくる。
ある研究報告書が、「孤立死」は生前の人付き合いや社会的なつながりが希薄であったという客観的な状況に基づき、「孤独死」はその人の生前の状況がどうであれその人が孤独だと感じていたなら(主観的)、「孤独死」と呼べるのではないかと定義していた。
著者がこの本の中で述べているのは後者の「孤独」の方ではないかと推察する。…社会的なつながりを持つ力はあって決して孤立ではない。しかし「孤独感」をはねのける力はそれぞれ努力と知恵の賜物なのである。心がけや努力がないと「孤独感」から本当の「孤立」へ至ってしまう。今から準備しておいて決して遅くはない。…
この本が書かれたのは数年前であるが、今この警告の通り「孤立死」は決して珍しいことではなくなっている。 -
みんな死に向かっている
だが、希望がある
体は衰えても、心は自分次第で老化を防げる
これから鍛えるべきものは心
なるほどと思った。現実を見て、自分の死を考えさせる本だと思う。
任意後見制度はこの本で知った。。
あとはキーパーズでの、遺品整理の事前見積もり。 -
昨年父が死に、母がひとりになった。
父はしばらく闘病をしていたので、母は「いずれは自分ひとりになる」という覚悟を、じわじわとしていたように思う。
で、私はというと、「おひとり様」って、結婚している私には関係の無いことだと思っていたけれど、違うということを、改めて実感をしているところ。
私は「ダンナより、先に死ぬ」って決めていて、ダンナは、「私より1日でもいいから、長生きする」って決めているから、私がひとりになることはないはずなんだけど・・・。そんなこと、全く分からないよねぇ・・・。 -
愛媛新聞2011.02.21。
《本書では、孤独死しないための人間関係づくり、成年後見制度や遺言書による生前準備などについてアドバイス。》 -
2011.2.13. 今から 片付けをし始めよう