- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309021591
作品紹介・あらすじ
ヒットCMを次々とつくってきた30年、その日々の仕事と生活から生み出される"発想の原点"とは?TUGBOAT岡康道、初のエッセイ集。
感想・レビュー・書評
-
広告、日常、人生。尊敬する岡さんから生きていくヒントをたくさんもらえました。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
自己啓発
-
幸せは、夢とは関係なく存在するし、何者かにならなくったって、人生は充分に楽しい時間である
-
12/282
-
●CD論。スタッフにもう一方向考えろと言っても納得言っていない感じのときは「じゃあ僕が考えるよ」と言って自分で考えるしかない。
●多田さん。いまも寝る時には手帳を枕元に置いている。寝ている時に面白いことを思いついたら忘れないために。信じられない。
●CDはこの1本に集中できない。ひとつのCMを制作し始めた瞬間から次の展開を考えなくてはいけない。撮影の現場ではクライアントと次の話ができなくてはならないからだ。わずかにあるかないかの制作上の誤謬を見つけようと、制作のすべてをチェックする必要もある。企業全体の「ブランドイメージ」について制作する1本が果たす役割を常に考え続けなければいけない。さらにスタッフみんなの「幸せ」について責任をとる。
●会社でも偉い人は当たり障りのないことばかり話していた。そうじゃない先輩もいたが、そういう人は偉くならなかった。偉くならないことは不幸ではないが、決して幸福ではない。サラリーマンとしては。
●どうすればもっと強い広告になるか、制作者のテーマは絞られている。営業はチャーミングな表現とクライアントが気に入る表現との狭間に立って、常に調整し落としどころを考える。制作者はこっちのほうが強い広告になる、と言い続ければいい。子どものように駄々をこねられる。いやダダをこねられないとヒットCMはつくれない。
●企画は一日で十案くらい思いつかなければならない。タグボートの場合は2時間。そこから3案に絞る。
●歳をとったということは仕事を長くやっているということ。どんな仕事であれ仕事は人とやるものだ。つまりシニアは交渉力、コミュニケーション力が若者より優れている。ここだけは誇りをもっていい。無理難題の物事を前に進める力はある。
●仕事は勝たなくてはならない。だから遊びでは負ける必要がある。きちんと負ける必要がある。人生に勝ちっ放しはないのだ。
●お金と生き方はカッコいいか否か。投資のテクニックでお金を儲けようと目論むのは悪くないが「お金オタク」になって必死に「働かずして儲ける」ことに取り組むのはカッコわるい。
●役員になったのは学生時代から「こいつは偉くなるだろうな」と感じさせた男たちである。他人を尊重し、仲間にも失礼な態度をとることなく、しかしユーモアのセンスもあり、チームのリーダーシップをとる。苦労を厭わず他社のために尽力できる。そんなヤツらだ。
●何者かにならなくたって人生は充分に楽しい時間である。 -
TUGBOAT岡康道さんの本。エッセイもいい。
-
今さらながら広告ビジネスの奥深さに苦しんでいるが故に、広告関連の方々の書籍を沢山読んで知識にしたい。ためになった。
-
アイデアの直前。TUGBOAT岡康道によるエッセイ。広告、日常、好きなこと、スタイル、人生の5つのテーマで綴る。以下メモ。(1)誰かから何か言われる表現は意見であれ広告であれ摩擦を起こす(2)コピーは世界へのアジテーションだった(3)悪夢でも何でも、やっぱり夢は見る方が良い(4)骨は折れているが心は折れていない(5)現在の年齢で出来る事の上限まで持ってゆくこと。この事こそ我々のテーマなのだ(6)カッコいいかどうかに拘って、注意深くやっていきたい(7)自分が何者か分からないのに、未来の自分など想像出来るはずがない。
-
よかった、自分と同じ「ディズニーランドが気持ち悪い」と思う人がいて。