坊っちゃんのそれから

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 54
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (299ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309025087

感想・レビュー・書評

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  • 続・坊っちゃん。
    というより、坊っちゃん、山嵐の目を通した、明治風俗史、社会主義運動史といったところ。
    原作の愉快さ、痛快さはさすがに無理ですね。坊っちゃん達も大人になって苦労するだろうし。
    スリの描写や組織的なスリ稼業の様子は面白い。

  • 東京に帰った坊ちゃんと山嵐のそれからのを描いている。社会情勢を取り込んで数奇な人生を送ったように描いている。楽しめる読み物だ。

  • 明治という世相は読み取れた
    でもこの題名はどうかと思う
    あまりにも強引な感じ
    夏目漱石もちらっと出していたけれど
    どうかなあ
    ≪ 明治の世 移り変わりに 追い付かず ≫

  • 当時起こった事件や時代背景、実在の人物との関連がわかりやすく、興味深く読めた。

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著者プロフィール

1951年、埼玉県生まれ。早稲田大学大学院博士課程修了、同大学教授(フランス文学、文芸批評)。主な著書に、『闘う小説家 バルザック』(せりか書房)、『謎とき「失われた時を求めて」』(新潮社)、『「ボヴァリー夫人」をごく私的に読む』(せりか書房)、小説に『歓待』(水声社)、『坊っちゃんのそれから』『吾輩のそれから』『先生の夢十夜』(以上、河出書房新社)、主な訳書にクロード・シモン『農耕詩』(白水社)、バルザック『サラジーヌ 他三篇』『ゴプセック・毬打つ猫の店』(以上、岩波文庫)、フローベール『ボヴァリー夫人』(新潮文庫)、プルースト『失われた時を求めて』(角田光代と共訳、新潮社)ほか多数。

「2022年 『村上春樹とフィクショナルなもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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