- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309025513
感想・レビュー・書評
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22年9月17日読了
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内幕ものとして
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今まさに読んでるこの本はどのKが書いたのか、実話なのかという「虚構と現実が入り混じる感覚」と、物語は作中のKに本当に起きたことなのか、Kの妄想なのかという「物語の中の虚構と現実とが分からない感覚」とで終始不穏な空気の中手探りで進む…
成功者Kのカオスな脳内を追体験した -
どこまでがフィクションなのだろうか、と楽しみながら読めた。
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913
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2021.23
最後の展開がどうなるか楽しみに読み進めていただけに、よくわからない終わり方は残念でした。 -
作者の経歴と重なるところがあり、登場人物が比較的イメージしやすく、読みやすかったです。
結末については、賛否両論あるとは思いますが
読み終えてからどの部分が虚構であり現実なのかということを考えながら振り返れ、楽しめたのがこの本の評価ポイントです。
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タイトルのダブルミーニングには笑えたけども。
周りのお陰で成功者となり。
自分から目立とうとしたわけではない人間が、ふとしたきっかけで目立ってしまったことによる苦悩。
これは実体験なのかな?
あとラストはもやっとした!
どういうこと??
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最初読み始めてからは、ひたすら淡々とkの成功っぷりが書かれており、「なんだちょっとした自伝かー」なんて思っていたら大間違い!!
飽きてきたな…と思いながらただただ日記を読んでいるように読んでいたわたしの前に突如として真っ白な霧がかかり、そしてさらっとどこかへ消えていかれたような結末でした。取り残された気分で「え…」と言ってしまいました。このモヤモヤこそ純文学!
300ページという長編であり、尚且つ単調に書かれた文でありながらも読みやすかったのは羽田さんのすごいところなんだな…と感動しました。
この「成功者k」が「羽田圭介さん」のことなのかを気になってしまっている時点で完全に羽田さんの罠にハマってしまっている気分なのですが、「本当ってなに!?」というこの悩みこそ、このストーリーのキーになっていると思いました。