虹いろ図書館 半分司書のぼくと友だち (5分シリーズ+)

著者 :
  • 河出書房新社
4.21
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本棚登録 : 170
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309031569

感想・レビュー・書評

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  • 甘酸っぱい〜!!
    第1巻のクールで無愛想なイヌガミさんからは想像できないくらい、初々しくてあどけない。
    尊敬して慕う先輩、想いを寄せる同僚、そして恋のライバルになる後輩。
    人間関係の機微の描写が良い。自分に自信がなくて、必要以上に遠慮してしまうイヌガミくんの気持ちはよく分かるし、それをおおらかに受け止めてくれる霜月先輩がかっこいい。
    図書館の使命や存在意義にも触れられていて、司書として働きたくなる。
    やっぱりこのシリーズ、大好きだ!

  • いつまでも続いてもらいたいシリーズ。
    図書館で働いてみたいなって、毎回思う…

  • 氷室冴子青春文学賞の第一回大賞受賞作「虹いろ図書館のへびおとこ」から続く虹いろ図書館シリーズ第5作。毎年秋の終わりに一作ずつ出るのを追っていて、3作目までは読んだのだけど、去年の分がたぶん積読の山に埋もれているのでまずはそちらを読まねばならない。でもとりあえず最新作も買う。

  • "ぼくなんかぼくなんかぼくなんか。そうやって、自分を一番下に置いてりゃあ楽だよな。責任を負わなくて済む、大事な決断をしないで済む、新しいことを見つけなくて済む。"

    心に刺さりました。だめな自分に落ち込む毎日で、最初から諦めていました。苦しい中でもがいているつもりだったけど、私は楽な道を選んでいたんですね。最初から自分に期待せず諦めているから、仕事にも真剣になれない、人間関係もうまくいかない。そろそろ覚悟しないといけないのかなと思いました。「わたしなんか」の人生を辞める覚悟を。

    内海さんが言っていた、不器用だけど人の気持ちがよくわかる、そんなふうに私も仕事がしたいと思いました。

  • 前シリーズが子ども視点でイヌガミさんも達観した感じでしたが、この初々しい様子もいいです。そりゃ悩むし羨むし恋もしますとも。
    でも後の姿の片鱗も見えるのです。
    図書館と子ども(と親)の関係が描かれるのも素敵。

  • とてもとても、素晴らしかった。この本と出会えたことが本当にうれしいです。

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著者プロフィール

京都市生まれ。放送大学卒。2018年氷室冴子青春文学賞大賞を受賞、19年『虹いろ図書館のへびおとこ』でデビュー。作品に「虹いろ図書館」「図書室の奥」シリーズ、『あたしとひぐっちゃんの探偵日記』など。

「2022年 『虹いろ図書館 司書先輩と見習いのぼく』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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