チェシャ猫はどこへ行ったか: ルイス・キャロルの写真術

著者 :
  • 河出書房新社
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309202600

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  • 不思議の国のアリス、鏡の国のアリスの著者であるルイス・キャロルが写真術や科学技術の急速な進歩をどの様に取り入れていったか、そしてそれが著作の中にどのように影響していったのか?想像力と創造性を刺激する本です。

  • 「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の著者として有名なルイスキャロルが、同時期にスタジオを建てるほどのプロ級の腕前を持つ写真家だった。
    そのことから、両作品に描かれるたくさんの「通常では起こりえないこと」の中にも、写真の技術や写真に対する考え方が生かされている、という。

    本の後半にはルイスキャロルが撮影した写真も多く掲載されていて、解説とともに楽しませてくれた。

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著者プロフィール

1943年、東京・芝に生まれ、幼くして焼夷弾で町が焼き尽くされる恐怖を味わい、やがて町をゴジラが歩きマリリン・モンローが通ったあと、東京オリンピックとともに町は滅び、もはや幻の世界に居場所を求めるしかなかった。
そして河出書房新社を経て思潮社「現代詩手帖」の編集に携わり、そこで泉鏡花やキャロルの世界に踏み込み、澁澤龍彦さんや種村季弘さん、唐十郎さんたちが繰り広げる万華鏡と親しみながら、編集スタジオ・カマル社を立ち上げ、執筆活動にも励んできた。
主な編著書に『鏡花幻想譚・全5巻』(河出書房新社)『不思議の国のアリス完全読本』(河出文庫)『御田八幡絵巻』(思潮社)『西瓜とゲートル』(春陽堂書店)など。

「2021年 『鬼ものがたり ー今は昔の男と女-』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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