かいじゅうたちのいるところ(小説版)

  • 河出書房新社
3.12
  • (2)
  • (8)
  • (7)
  • (7)
  • (1)
本棚登録 : 117
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309205304

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • [さあ、かいじゅうおどりをはじめよう! 子どもと、かつて子どもだった大人、誰の心のなかにもある心地よく秘密めいたものがたり。20世紀最高の絵本と絶賛された「かいじゅうたちのいるところ」待望の小説版!]

  • さあ、かいじゅうおどりをはじめよう! 子どもと、かつて子どもだった大人、誰の心のなかにもある心地よく秘密めいたものがたり。20世紀最高の絵本と絶賛された「かいじゅうたちのいるところ」待望の小説版!

  • なんか…
    私にはよくよさが分からなかった(;´Д`)

  • 絵本の不思議感や、わくわく感はなし。マックスの理不尽なわがままと自分勝手な考え方、それに振り回されるかいじゅうたちと家族の描写がマックスの主観で描かれていてこのクソガキがー!てなった。マックスはもっと少年っぽく描いて欲しかった。最後の締めも絵本に忠実にして欲しかった。絵本ではなく、映画のかいじゅうたちのいるところだった。人物とかたくさんでてくるけど投げっぱなし。全体的に薄暗い。

  • 絵本を綺麗に踏襲してある。肉付けの仕方に納得した。冒頭~中盤までの、マックスがかいじゅうたちの世界へ行くところまでには読み手を放さない引力があると思った。マックスの孤独や鬱屈とした感情、また家族内での居場所のなさには、思春期の子供たちから共感を呼ぶのではないか。そういう意味では、YAの棚への分類は正解だろう。しかしヤング世代に留まらず、原作の絵本で育った大人たちもまた楽しめる作品でもある。
    部屋が森になる原作とは異なり、実際の近所の森から米国の住宅地を離れてゆくという本書の設定は「夢オチ」を肯定しづらい。その分、彼が家に帰ってきて、眠っている母親を眺めるエンディングは絵本とは違った味わいを持つ。
    まだ温かいスープ。帰ってきた居場所、やっぱり本来、彼がいるべき。
    マックスの旅は、彼の内面世界へのそれだったのかもしれない。めいめいにのみ聞こえ続ける音とは、彼ら自身の心臓の鼓動か。

  • 絵本もあり、映画もありますが、小説が一番面白いと思いました。

  • iPhoneから送信

  • ぼくとかいじゅうたちの不思議な話

  •  キッチンに行ったら、カウンターの上に、マックスの食事がそのまま並べてあった――マッシュルームのクリームスープと、ミルクと、ケーキ。マックスは立ったまま、むしゃむしゃ食べだした。食べはじめてから、ママがカウチで眠っているのに気がついた。

  • この本は小説版となっていますが、原作は絵本です。空想が大好きな8歳の少年マックスは、母と姉との3人暮らし。しかし、近頃母も姉も自分をあまり構ってくれず、それに怒ったマックスは母とケンカし家出をします。浜辺にあった船に乗って海に出て、たどり着いたのは、見たこともないかいじゅうたちがたくさん住む島で、マックスはかいじゅうたちの中へと入っていくが、彼らはマックスを食べようとします。そこでマックスは「僕は王様だ!」と空想の物語を語りはじめます。この本は映画化され、今公開中です。

全14件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

作家、編集者。両親を早くになくしたがために幼い弟をひとりで育てることになったいきさつを書いた青春小説のような回想録『驚くべき天才の胸もはりさけんばかりの奮闘記』(文藝春秋)でデビュー。文芸雑誌の編集や社会活動に積極的にかかわりながら小説も手がける。『王様のためにホログラム』『ザ・サークル』(以上、早川書房)は映画化もされた。

「2019年 『あしたは きっと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

デイヴ・エガーズの作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×