- Amazon.co.jp ・本 (148ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309206165
感想・レビュー・書評
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裕福な家庭の少年ロレンツォは、同級生とうまくやっていくことを苦にしている。そんな中、憧れている同級生グループがスキー旅行に行くことを知り、母親に自分も誘われているとウソをついてしまう。すっかりスキーの準備を整え、ロレンツォは地下室で読書とゲーム三昧の日々を過ごし始める。これこそ自分の理想の休暇と満喫していると、父親の前妻との間の娘オリヴィアが転がり込んでくる。絶対受け入れられないと思っていた義理の姉との隠れ家生活だったが、徐々にお互いを理解していく。
少年時代の甘酢っぱい思い出というようなありがちな話といってしまえはそれまでだなのだけど…。私としては、もうひとつかなぁ?詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ベルトルッチが映画化。どういう所が彼を惹き付けたのか探るように読んだが、普通の少年のしょっぱい日常が続くのみ。
最後まで読み終わると仕掛けがわかる。
自分はこういうの好きじゃない。確かにショックというか印象には残る。
それを抜きにするとやっぱり素晴らしい作品。
あんまり学校とかでうまく振る舞えない。命令には従えるけど、自分から頼んで人に動いてもらえない。うまくいってないのは何でだか
親にバレて、うるさいので嘘つく。だめスパイラル。親戚の子に相談受けたみたいな「作ってない感」で書けてるのはすごい。 -
文学
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姉と恋に落ちる話。
羨ましすぎて抜いた。嘘、泣いた。まあ嘘だけど。 -
映画未見。
原題は「僕と君」だそうで、そちらの方が良かったなと私は思う。
地味ではあるけども。
だってこの小説に、天使いない。
天使じゃないからいいのだ。
友達がいると親に思わせるため、友達とスキー旅行に行くと嘘をついて地下室に隠れる少年と、彼の義姉の話。
静謐なスタンドバイミー。
少年時代というのは、何かを失った時に完成するものなのかも知れない。