- Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309224473
作品紹介・あらすじ
驚異のトリックはこうして発明された!消失マジック、美女の空中浮揚術、カード・マジック、胴体切断術…現代マジックの基礎を築き、19世紀から20世紀にかけて活躍した「偉大な奇術師たち」を描く、神秘に満ちた知られざるドラマ。
感想・レビュー・書評
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1918年、ニューヨーク演芸場でゾウを消すマジックを披露したハリー・フーディーニ。彼が考え付いた奇想天外な方法とは?日本人で初めて大掛かりな脱出マジックや動物を消すマジックを行った初代引田天功(男性)も、その方法をおおいに参考にしたようです。マジシャンたちの知恵と汗の結晶の数々とその歴史を知り、彼らの苦労を感じることができる本書。秋の夜長にオススメです。
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19世紀からのマジシャンがどのようなトリックをやってきたかや、そのマジシャンの活躍の様子が分かる本。
鏡を使ったトリックなど基本線は昔に確立しているが、それが現代は洗練されてきているだけである。
現代のマジシャンが見ても見破れないトリックがあるのには驚く。トリックに使う素材が進化しているのに。 -
僕は素直でだまされ易い性格なので、TVでマジックを見ててもポカンと口をあけて見とれるだけである。どんなタネがあるかなんて想像すらできない。だから神秘の謎に迫れる期待感を押さえられず本書を開いた。
結果的には期待外れである。イラストも少なく貧弱で、ひたすら活字の洪水により、現代とは全く時代背景が違う19世紀初頭の社会の中で、マジシャンの生きざまとマジックのすごさを表現しようとされても、頭の中で全くイメージ化ができない。ただ、書かれている内容は面白いし、映像化されればもっとリアルに理解できるのかもしれないけど。
また、マジックとは結局のところスライハンドとギミックに行き着くという世界観は強く印象に残った。特にイリュージョンマジックは、あきれるばかりの大掛かりな仕掛けの上に成り立っているというのは、目からうろこが落ちた思い。マジックをするためだけに作られた道具と、神業的な手さばきの組み合わせからなると思えば、以前とは違い醒めた目でマジックが見れると思う。