WOMEN 女性たちの世界史 大図鑑

  • 河出書房新社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309227801

感想・レビュー・書評

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  • 白百合女子大学英語英文学科 箕輪先生お薦めの一冊です。

    ~箕輪先生から~
    日本を含めた世界各地の歴史のなかの女性をテーマにしたオールカラーのヴィジュアル図鑑です。解説とともに、カラーの美しい写真図版がふんだんに掲載されており、イメージがしやすくなっています。私が高校生のときに一番好きだった科目は世界史だったのですが、特に図説がすごく好きで暇なときにも眺めていました。女性の歴史をテーマにしたこんな図鑑を当時目にしていたら、さらに歴史に興味を持っただろうなと思います。

    また、歴史を学ぶ意義を考えるうえで、ルーシー・ワーズリーが書いた序文の一節をご紹介します。

    「本書の広い視点は、歴史がつねに<悪い>状態から<よい>状態へと進化していくと考えるのは愚かだということも、はっきりと物語っている。(中略)徐々によくなっていくこともあれば、悪くなっていくこともある。ただ、過去を学ぶことによって得られる一つだけたしかなことがある。それは、変化は可能だと信じることだ。「信念から現実までの道のりは遠い」と言ったのは、カスティーリャ女王イザベル1世である。しかし変化を生み出した女性たちについて学ぶことが、すべての出発点をもたらしてくれる。つまり、女性が存在し、重要な役割を果たし、これからも手本となっていくはずだという強い信念である。いまこそ、歴史のなかの女性たちが表舞台に一歩踏み出すときなのだ。」

  • 国立女性教育会館 女性教育情報センターOPACへ→https://winet2.nwec.go.jp/bunken/opac_link/bibid/BB11449795

  • 岐阜聖徳学園大学図書館OPACへ→
    http://carin.shotoku.ac.jp/scripts/mgwms32.dll?MGWLPN=CARIN&wlapp=CARIN&WEBOPAC=LINK&ID=BB00615206

    【スタッフコメント】
    ジェンダー問題などがよく取り上げられる今日。女性については、時代、地域などによって、様々な考え方をされてきました。女性に対する扱われ方や、女性の生活スタイルなども、国や時代背景によって様々です。そんな「女性」たちがどう生きてきたのか、学ぶことができます。

  • いまの当たり前が当たり前ではなかった長き歴史を一気読み。本日3/8は、国際女性デー。いまの当たり前も、はじまったばかりの道の途中であることを思う。

  • 1 家父長制の誕生―紀元600年まで
    2 純潔、敬虔、そして財産―600‐1500年
    3 帝国の時代から啓蒙の時代へ―1500‐1800年
    4 知識と権力―1800‐1914年
    5 エンパワーメントの時代―1914‐1960年
    6 ガラスの天井を打ち破る―1960年‐現在

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著者プロフィール

歴史家、作家、学芸員、TVプレゼンター。オックスフォード大学卒業。王宮を管理する独立慈善団体で主席学芸員を、BBCの歴史教養番組ではプレゼンターを務める。2018年、大英帝国勲章を授与される。

「2019年 『WOMEN 女性たちの世界史 大図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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