オリンピック・デザイン・マーケティング: エンブレム問題からオープンデザインヘ
- 河出書房新社 (2017年11月23日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (412ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309248356
感想・レビュー・書評
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この先生の講義が面白かったから借りてみた。
講義通りの内容だった。 -
(図書館員のつぶやき)
オリンピックで思い浮かべるのは、2020年東京!エンブレム騒動!ですが、デザインマーケティングとなると想像がつくでしょうか?企業も市場も、製造、販売、宣伝などなどあらゆる分野なりそうです。そう思うと2年の間にもしかしらあなたも私もどこかで2020オリンピックに関わるかも知れませんよね。日本でオリンピックなんてせっかくだから、これから情報を仕入れておきませんか!表も裏も知って楽しむ2年後になるかもです~読んでみらんね(読んでみませんか) -
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【New Book!】Do you remember "Tokyo Olympic emblem problem?" Did he really plagiarize? Was it fixed race? The author tries to make it clear based on the history of design and advertisement! -
オリンピック関連本というより、現代のデザインのあり方を書いた本だった。読み終わってみればまさに題名どおりの内容だったのだが、オープンデザインという言葉はちょっとバズったりしただけに「雰囲気でつけたんじゃないの?」と少々疑ってたんだけど、誰もが一連の流れを知ってるエンブレム問題をオープンデザインの実例として語っていて、そこらのこじゃれた本よりよほどリアリティと説得力があった。共創って簡単に言うけど、東京2020オリンピックパラリンピックのエンブレムの一連の過程を見ると、オープンデザインって結構苦痛なプロセスだと思う(特に一流のクリエイターにとって、また共創の相手がネット民だということも)。比較できるかわからないけど、リナックスなんかは機能が良くなっていけば良いわけで、そのためにみんなで協力していくイメージはわかる。でも感覚によるところも多いデザインの共創って難しいんじゃないか。ただデザインはアートと違ってコミュニケーション(この本では「使う」という言葉で表現されている)だとすれば、良いコミュニケーションを生み出せるのが良いデザインというのはわかる気もする。そこにはこれまでと違った評価軸でデザインを評価する必要が出てくるのだろう。あとどうしてもデザインの対価が気になってしまう。結局、デザインも新しいモデルでお金を稼いでいかなくてはならないことは確からしい。
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東2法経図・開架 727A/Ka76o//K