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- Amazon.co.jp ・本 (290ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309261614
作品紹介・あらすじ
初期作品から『アメリカの友人』、『パリ、テキサス』、『ベルリン・天使の詩』、最新作『夢の涯てまでも』まで、自らの、そして映画の深い始まりを論じるヴェンダースの全貌。
感想・レビュー・書評
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ヴィム・ヴェンダースの知性/インテリジェンスが冴え渡る。誰かと群れたりせず、単独で行動して思索を重ねる。世紀末に『都会のアリス』『ベルリン・天使の詩』、あるいはロード・ムーヴィーを発表し続けて映画界を席巻した彼の哲学は、しかし時代の趨勢に流されない(つまり今でもなお読むに耐え得る強度を孕んだ)ものだと言える。だが、バブリーな時代が終わってしまったこと、そして第二の『ベルリン・天使の詩』を求める期待を裏切れなかったことが彼の失速になったのか……と整理したくはない。今のヴェンダースの作品を追いたいと思わされた
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堀江敏幸さんのエッセイ『回送電車3』より
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