- Amazon.co.jp ・本 (265ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309265278
感想・レビュー・書評
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D[di:]さんの作品。ノベルコミック。
可愛いことが絶対条件とされる街で生まれた、特に可愛くはない男の子のお話。
漫画みたいにコマ割ってあって、そこに文字がぶわーってなってたりする。ノベルコミック。
読んでて途中で頭痛くなるのはデフォ。だがそれg(ry
カツコきらい!!!!!!!!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
D〔di:〕さんの作品『キぐるみ―BRAND‐NEW NOVEL COMIC!!(2002)』を読了。 マンガと小説で魅せる世界観が大好き。
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私が今更感想を言うものではない。とにかく読む、こと。
バニラが一番……好きだと思う、いや、マモか?バニラどーなったんだろ。 -
漫画と小説を足して2で割った感じの本。
コマ割の中に文字があったりして新鮮だった。
内容はひたすらダークで引き込まれる話。
テーマパークみたいな街が舞台なんだけど
その変な決まりから逃げようと外にでた主人公が
外に出た先でももみくちゃにされ戻って来て・・・
みたいな話。
もうひたすらにえぐられるような内容で
人によっては凄い嫌いな本やろうけど
好きな人は凄いハマると思う。サブカル好きとか。 -
可愛くて残酷、そんなイメージ。印象に強く残って何回か読み返してしまった。
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小説のようなマンガのような。
絵と文章が半々くらいで
斬新なようだがとても読みやすい。
不細工は着ぐるみを着るという世界のお話。
ブラックなファンタジー。 -
かわいいお話だと思ってると噛まれる。
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中身がどんなものでも誰もやった事の無い事を一番最初にやった人は偉大だと思う。
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「かわいいか」「かわいくないか」が唯一の尺度である都市が存在する世界を舞台にしたお話。かわいくない者には「着ぐるみ」の着用が義務付けられている、というぶっとんだ設定。ちなみに、都市全体が遊園地のようなアトラクションになっており、観光業で栄えています。そして、主人公の伏見としはるもその町で着ぐるみを着用している一人です。
この作品は「BRAND-NEW NOVEL COMIC!!」ということで小説とマンガを融合させた「モンスター的手法」で書かれています。とはいえ、決して文量は少なくありません。
ところで、例えば、心の中で悪態を吐きまくっている人がいるとするでしょ? でも、その人はとても人当たりは良いのです。人前では決して悪態を吐かないのです。人の世話とかしちゃうのです。さて、この人は「まごころ」のある人でしょうか? そして、その「まごころ」は「本物」と言えるものでしょうか、「嘘」の「まごころ」でしょうか? そんなことを考えさせるストーリー。
これは一人でいるときは暗いけど、みんなの前では明るく振る舞っちゃうような人に読ませたいかな。思い当った人は読んでみそ。
なんていうか、人の汚い面を拡大的に象徴的に大袈裟に描いた作品です。皆がドンドン壊れていきます(元々壊れている?)。自分の中の汚い面が見えてしまう人には痛いかも。
ちなみに帯には榎本正樹さん、森博嗣さん、庵野秀明さん、リリー・フランキーさん、坂本美雨さん、古屋兎丸さん、黒田晶さんという自分なりのコダワリを持った人が小躍りしそうな方々が紹介文を書いています☆ なんかワクワクするメンツだよね。
あと、作者であるD[di:]さんの着ぐるみ姿がカワイイ。【←重要!!】
そういや、文庫版も出ています(文春文庫)。サイン本欲しさにそっちも買ってしまったことは内緒なんですが、どちらかといえば、文庫版はオススメしません。そっちは完全に小説になっているので。せっかく読むなら「BRAND-NEW NOVEL COMIC!!」を満喫してください! 文庫版の解説は榎本正樹さんです。
【目次】
Ⅰ
キ-01 ぼくのまち
キ-02 フワフワハウス
キ-03 フェスティバル
キ-04 メンドクサイめんどくさいMENリターンズ
キ-05 G地区ナイトメア
Ⅱ
キ-06 ボーイミーツ“ガールズ”
キ-07 仮面かぞく
キ-08 外
キ-09 僕らに誇りなんてものがあるとすれば自由と無責任は同等であり柔軟な選択こそが自由だ
キ-10 セニョール、セニョリータ!
キ-11 3人の女
キ-12 ぼくのウタ
あとがき -
漫画と小説の融合。