- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309268507
感想・レビュー・書評
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夜の帳が降りると、見慣れた風景は別世界になる。日本の夜を発見する、まったく新しい旅への誘い。美しくて不思議でどこか懐しい、17の夜の旅。(アマゾン紹介文)
同著者の『闇と暮らす』でも思ったけど、「夜を楽しむ」って、つくづく現代的なエンタメだ。
旅行に行くといっても都市部が多い私には難易度が高いけれど、そのうち一泊くらいは「夜を楽しむ」ために使いたいもんだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
真っ昼間の風景よりも夕方のほうが好きな人にオススメしたい本だと思う。なぜ、わたしたちが、夕方のほうに魅かれるかと言うと、電柱の街灯や、マンションなどの部屋の明かりなど、たくさんの人々の生活がそこにあると感じられるようになるからだ。
この作品はいくつかの旅を記録している。ホタルイカやヒカリモなどの自然の光を尋ねる旅もある一方、人工的な光、夜景や工事現場の風景を美しい写真で見ることもできる。
私はどちらかというと、後者のほうに魅力を感じた。なんてことない風景であるが、だからこその暖かみを認識させてくれた。 -
2008/12/09読了
夜にカメラを回したら、どんなに楽しいんだろうか…。 -
0412055964
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5/15 読了
夜更かしが苦手な私には夜の旅はムリだけど
ホタルイカ漁は見てみたい・・・ -
こんな旅してみたい。いいなあ。
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日本の夜を切り取った写真集。人工物と自然が折り重なった日本の景観は、夜という切り口でみていくと、また新鮮な味わいがある。昼とは異なる次元の世界が、闇にどこまでも広がる。夜の世界観を存分に味わえるものばかり揃っている。言葉が簡単に出てくるのをためらうような、なんともいえない空間。暗闇が、自分の想像をどこまでも広げてくれる。ただ、挿入された文章は好みではない。せっかく想像力をかきたててくれる写真があるのに、どうでもいい俗な話題ばかりだからだ。中野さんには悪いけど、『キリコの街』のように、簡単なあとがきしかない写真集に仕上げたほうがよかったのでは、と思ってしまう。
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「旅の夜」ではなくて「夜の旅」なのですね。うしみつどき・しののめ・たそがれどき…それぞれの暗色の中に確かに浮かび上がる、息づいている夜。夜は生きものなのだと感じました。
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立ち読みで。買おうと思ってら書店の売り場整理後から消えてた・・・。カバー破けてたもんね・・安く売ってくれればよかったのい!!