熱中時間―忙中“趣味”あり

制作 : NHK「熱中時間」制作チーム 
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 17
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (191ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309269535

感想・レビュー・書評

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  • 何の利益も実益もない、「そのもの」のための、そのもの性です。
    非常に純化された趣味ですね。
    (p107「File:112 全航空路線乗りつくし族」黒崎教授コメント)
      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    趣味、という言葉を軽視してはいないだろうか。

    時間もお金も人間関係さえも省みず、
    没頭できる趣味に出会えた「幸運な」人たちをスタジオに招いた番組。
    それが「熱中時間」。

    NHKで放送されていた番組をまとめた一冊で、
    44人もの趣味人たち…
    否、「熱中人」たちを怒涛のように紹介します。

    熱中人たちの一途さと努力はもちろん、
    放送当時のやりとりも可能な限り再現しており、
    スタッフたちの驚きと尊敬とドン引きが綯交ぜになった反応まで楽しめます。

      ◆  ◆  ◆  ◆  ◆

    いやはや、今みても驚きの熱中具合です。
    ちょっと「趣味」という言葉が畏れ多くなってしまうほど。

    バスに恋して、バス会社からバスを買い取ってしまった人
    ミステリー小説に出てくる建物を図面に起こし続ける建築家
    …などなど、一筋縄ではいかないみなさんばかり。

    鉄道の全駅下車は
    「3駅進んで1駅戻るのが効率的」など、
    考え抜かれたテクニックに脱帽することもしばしば。

    好きがモチベーションで始めたはずなのに、
    いつのまにかそれが「義務」になって、
    「やらなきゃいけない」「辛い」と弱音をこぼしながらも
    続けている人が少なくない…というのは、
    趣味というものの奥深さ、業の深さを感じさせます。

    熱中人一人ひとりが「○○目○○科○○属」と分類されてるあたり、
    スタッフもなかなかにこだわる人っぽい?
     それではっ

  • とんでもない趣味を追究している「熱中人」たち。
    その姿に圧倒され、ときに笑ってしまうこともある。
    「熱中する」ということの偉大さに恐れ入り、ときに感化される。
    多くの熱中人がカラー写真とユーモアある解説で収録されている貴重な本。ただ、前半は1人当たりの熱中人に割かれるページ数が多く、詳しく紹介してあったが、最後のほうは見開き2ページに短くまとめられていて、少々残念だった。
    僕のお目当ての兵庫県の「リサイクル楽器魔人」はかなり後ろのほうで見開き2ページのみの扱いだった。もう少し長いとよかった。(^^;)

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