ほまれ ---なでしこジャパン・エースのあゆみ

著者 :
  • 河出書房新社
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本棚登録 : 134
感想 : 29
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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309270272

感想・レビュー・書評

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  • たまたま図書館で借りた本。
    正直サッカーにそれほど興味は無いのだけれど、メジャーでない頃から世界一になるまでを経験している彼女の自叙伝を読むことで、日本女子サッカー界の潮流も少しだけわかって面白かった。

    読んで思った、澤さんがすごいところは以下。
    ・小さい頃から成功体験をもっている
    ・成功体験にも由来する、サッカーが好きという思い、そして好きなもののために努力を惜しまない姿勢
    ・上記姿勢からくる、自然なカリスマ性

    成功体験といっても何もすごいことではない。初めてボールを蹴ったときにゴールに入った、というところから彼女のストーリーは始まっているけど、言ってみればただそれだけのこと。
    ちょっと何かが上手くいったことなんて誰にでもある。大事なのは、そういう体験を自分の糧にして、以降の努力につなげられるかということだろう。
    もちろんフィジカルにも突出した才能のある選手なんだと思うけど、その姿勢があるというのが、実は何よりもすごい才能なんじゃないかなあと思う。

    又聞きだけど、今(2013/7)流行りの林修先生(今でしょ!の人)がテレビで「姿勢をよくすることが大事」と言ってたらしい。
    そこで言ってた姿勢というのは背筋を伸ばすとかそういう意味かもだけど、何となくわかる気がする。姿勢とか、なにかに向かう様子とか、そういうノンヴァーバル(非言語)の部分こそが人を動かすのだ。
    澤さんのカリスマ性というのは、そこにあるんじゃないかなあと勝手に思う。

    自分にカリスマ性や才能は全くないけど、せめて好きで学んでいるものについては、きちんとした姿勢で取り組みたい。
    そして、少しずつでも成功体験 — 昨日より上手くなったかも、とか、わかったかも、というレベルのものであっても — を積み上げていきたい、そんなことを感じた本でした。

  • チームのために、じぶんのために、
    どんなに高い壁が立ちはだかっても、
    それを必ず乗り越える。
    なでしこジャパンのキャプテンとして、
    日本女子サッカーを根底から変えた人。
    『夢は見るものではなく叶えるもの』
    今しかできないことに夢中になろう

  • 2021年10月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00247902

  • 人物史

  • 怪我との戦い、そして克服。どの一流スポーツ選手にも妥当するが、澤さんもその例外ではない。凄まじいの一言である。

  • この後、夢を叶えてしまうのだから本当スゴい!

  • 2008年の北京五輪前の本。この後、女子W杯も勝ち取ることになるが、それが彼女の15歳での代表入りからいかに遠い道のりを経て努力を重ねてきたか、ということが読み取れる内容になっている。

  • 783.47-サワ 300200979

  • 資料番号:011420965
    請求記号:783.4/サ

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著者プロフィール

女子サッカー日本代表元キャプテン

「2016年 『(日めくり)澤穂希 夢をかなえる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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