すべてのひとに石がひつよう

  • 河出書房新社
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本棚登録 : 72
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (36ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309278872

感想・レビュー・書評

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    ただそこに転がっている石も、地球の記憶の一部であって、
    誰かの心のよりどころかもしれない。

    シンプルなタッチ、シンプルな色彩。
    不思議な感覚に陥る作品。

  • 1974年に刊行されて以来の世界的なベストセラー。

    このタイトル自体は目にすることが度々ありましたが、読むのは初めて。

    ここで語られている石=小さな地球、というように帯には書かれてましたが、どちらかというと「自分の心にもっておくべき、誰にも渡せない大切なこと」なのかなと読めました。

    そういう考え方やエッセンスを自分の子どもにも伝えてあげられたらなと思う反面、それにはやや難解かなという気も。

    今は同じような考え方をより平易に伝えてくれている本もたくさんあると思います。

    あとがきにあった、訳者・北山耕平さんの「なぜ すべての人に 石が必要なのか?」という文章の切れ味もまたすごいなというか、これだけでも一つの本になりそう。

    と思ったら『自然のレッスン』や『地球のレッスン』を書かれた方か。
    どうりで。

  • この本をきっかけにして、石集めの世界に魅せられるようになった

  • とっておきの石を見つけて友達にする方法。その10のルールに従えば、きっと見つかる友達の石。その石は、地球と握手するための手。地球を見るための目。地球を聴くための耳。地球を知るための歴史書。地球にアクセスするためのモデム。
    この本は、地球と友達になるためのhow to本だった。確かに石は地球の分身だよな。どうりで、すべての人に必要なわけだ。石っこ賢さんこと宮沢賢治さんは友達の石を持っていただろう。
    雪が解けたら、石を探しに行こう。

  • 【動機】訳者の石に対する捉え方が知りたかったから

    ネイティブアメリカンとの出会いから、その文化へ探究を深めたという訳者。本書を通して石を見るとおもしろそうだと思う。最後の「なぜ すべての人に 石が必要なのか」を訳者が書かれていて、自分もそういった特別な石をいくつか持っているという。訳者のように石の意思を感じたりもっと知りたいと思う。

  • 不思議な絵、惹かれる。

  • 正直よく分からなかった。でも分かる人には分かるのだろうと思う。

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著者プロフィール

1924年テキサス生まれ。小説家・エッセイスト。子供向け絵本も数多く手がけ、英語圏の重要なコールデコット・オナー賞に三度選出。ネイティヴ・アメリカンの文化・伝統を背景とした作品が多い。2021年没。

「2022年 『すべてのひとに石がひつよう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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