どん底: 一流投手が地獄のリハビリで見たもの

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309279473

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  • 肩や肘などに故障を発症し、手術に踏み切った後のリハビリを経て復活、あるいはそのまま活躍できずに引退せざるを得なかった6人の投手の回顧録。
    登場するのは、森慎二(元西武)、石井弘寿(元ヤクルト)、斎藤和己(元ソフトバンク)、川崎憲次郎(元ヤクルト)、野村弘樹(元横浜)、西本聖(元巨人) 注)在籍球団は最も長い期間の球団 の6人。
    サブタイトルは「一流投手が地獄のリハビリでみたもの」となっているのですが、そのタイトルから期待した内容とはちょっと隔たりがある印象でした。プロ野球の第一線で活躍した名立たる投手にとって、投げられない・出口が見えないリハビリの辛さがどのようなものだったのか、その描写に期待したのですが、各章はプロ入りまで→活躍する→故障して手術→その後 という時系列をほぼ同じボリュームで扱っていて、リハビリに深化して描写している印象はあまりうけませんでした。折角これほどの豪華なメンバーに取材できたのなら、もう少し深堀してほしかったな、というのが正直なところ。

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著者プロフィール

1968年愛媛県生まれ。立教大学野球部4年時に23年ぶりの東京六大学リーグ優勝を経験。大学卒業後、出版社勤務を経てフリーランスに。近著に『補欠のミカタ』、『それぞれの甲子園』『野球と暴力』他多数。

「2022年 『トーキングブルースをつくった男』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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