アリスの国の不思議なお料理

著者 : ジョン・フィッシャー 開高道子

• 河出書房新社 (2015年6月29日発売)

感想・レビュー・書評

[岡本マヤさんの感想 · 2023年9月18日]

この本の翻訳初版は文庫本で今から30年前だったけど後にハードカバー本が出てやっぱり人気あると思った。ジェンダー的な物語に出てくる料理といえばやはり「胡椒はもうたくさんスープ」。
公爵夫人が唄い、料理人が乱暴に作るあのスープ！

[尚美学園大学メディアセンター（図書館）さんの感想 · 2020年10月7日]

https://library.shobi-u.ac.jp/mylimedio/search/search.do?target=local&mode=comp&materialid=00073074

[ためしずりさんの感想 · 2018年9月23日]

料理のコーナーで異彩を放っていた。テニエルの挿絵が綺麗に印刷されていること、引用部分がアリス好きのツボを押さえたものであること、何より訳が上手いこと。「おしゃれゆで卵」が気に入った。オレンジペコとあるが、日本ではおでんつゆでいきたい。
もっと気軽に手に取れるサイズなら文句なし、けれど絵の美しさと文の読み易さを兼ねるならこのサイズはベストとも思う。
いつも傍に置いて、コーヒーを飲むような隙間の時間にパラパラ読みたい本。江戸っ子風、関西のオバちゃん風、遊びのある訳にくすりとする。

[河出書房新社さんの感想 · 2015年6月30日]

『不思議の国のアリス』刊行150周年記念復刊！　お飲みなさいスープ、チェシャー猫のひげ風チーズ棒など物語に登場する料理レシピをテニエルの美しいイラストと共に紹介した不朽の名作。

著者プロフィール

オックスフォード大学モードリンガレッジで古典、英文学を専攻。BBC（イギリス放送協会）で放送作家、番組制作に携わる。

「2015年 『アリスの国の不思議なお料理』 で使われていた紹介文から引用しています。」