- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309287225
感想・レビュー・書評
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具体的な片付けのコツが書かれている部分は参考になった。
精神論の部分も多いが、そういう意識だからこそ片付けが進むこともあるのかも。
個人的には次の点を参考に、片付けてみようと思う。
・片付けるとき、「場所別」はだめで「モノ別」に進めるべき。例えば、服なら服、本なら本で、部屋別に片付けるのではなく、家中のものを出してきて、選別する。
・服はすべて四角くたたみ、立てる収納をする。
(これについては、たたみ方をイラストでもいいので図示してほしかった。)
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10年ぶりぐらいに再読。
年末に読むと良い本。
片付けをしたくなる。
過去に片を付け、未来への不安も片付ける。
片付けはハウツーではなく、メンタルを整えることが重要だと教えてくれた。後は、実践するのみ。 -
私は元々片付けが好きで人の家の片付けの相談に乗ることも多い。自分の家の中もいつも片付いているしすっきりした状態だ。
でも…なぜか家にいると気持ちが落ち着かなかったり忙しくもないのに焦りが出てきたり不安になったりすることがたまにあり、頭がこんがらがる。とても不思議だった。
近藤麻理恵さんはもちろん前から知っていたが本を読んだのは初めて。
読んでさっそく片付けてみた結果、なんと二日連続でクリーンセンターにゴミを持ち込むほどの量の不用品が出てきた。これには驚き。
とくに参考になったのは決まり文句の「一気に短期に完璧に」「まずは"捨てる"を徹底」。
私の場合、物は割と少なかったけれど収納スペースに少し空きがあるくらいだったので「もう捨てるものはない」と勝手に思い込んでいた。
改めて「なんのためにそれを所有しているのか?」「本当に心の底から気に入っているものなのか?」という目線でものを見つめ直してみたら、処分して良いものばかりであった。
とくに書類。
過去数年分の給与明細をわざわざ印刷した状態でコレクションのように保管していたり、息子の学校の教科書をなぜか国語と算数だけ全部とってあったり、スペースに余裕があるからと言って無駄に持っていたのだ。
書類はなるべくデータ化することと、保管期限を決めるようにしようと思った。
もちろんそれらを捨てたあとはさらにスッキリ。
処分されずに手元に残ったものたちが以前よりも大切に思えるようになったし、少ないものしか管理しなくて済むので、頭がスッキリしている。
焦りや不安の正体は、管理しなくてはならないモノの量が自分の生活スタイルや脳のキャパに対して多すぎたためだと気づいた。
今ここにあるものは過去の自分が選んで買ったものばかり。
過去の自分&捨てることにうんざりして物欲がまったくと言っていいほどなくなった。
一番疑問だったのはプラスチック製品。100円ショップで手軽に買える収納グッズたち。プラスチックのものは劣化しやすいしよく考えてみたらそもそも好きじゃない。なのに、どうしてこんなに今までたくさん持っていたのか。
結局捨てることになるのでプラスチックの収納用品はもう買わないと決めた。
反対に残ったものは籐のカゴや木製の収納グッズ。これらは長く使っていても劣化しにくいし空間になじむ。
自分の好みもよくわかり、とにかくまずは買わないようにすること、人からもらっても、くれたことには素直に感謝して好みじゃなければ手放すことが大切だと思った。
片付けをすること、ものを管理することは、人間関係に通ずる部分も多い。大袈裟かもしれないが生き方そのものとも言える。
二度とリバウンドしないように、あと少しだけ完璧に片付けをして、あとは毎日めちゃくちゃすっきりした気持ちで過ごしていきたいと思う!
これを読めば今すぐ片付けしたくなること間違いなし⭐︎‼︎ -
途中まで良かったけど、最後はあまりにも宗教じみていて引いてしまった…。
若干ネタバレではあるが、私がメモした参考になるポイントはこう:
・試験前の片付けたい衝動は、「試験勉強を片付けたい」→「心理的に片付けたい」という問題のすり替えが起こっていること。
・本棚などを整理する時は一旦床の広げて、ときめくかときめかないかで、捨てるか判断すること。
・段階的に捨てる判断力を磨く。
衣類→本類→書類→小物類→思い出関連。
この作者、今まで色んな人と出会って、幅広いジャンルで学んできたんだなぁ。私が「でも」と言い返そう時には、数秒後には「なるほど」が出る。
それくらいお見通しという感じ。
さて、何が宗教じみていたかというと、物の取り扱いについて話始めた時から。
自分が扱う物全てに感謝する、そこまではわかる。
でも流石に会話をするのはちょっと。
だんだん物から声が聞こえてくるらしいです。
思い込みとまでは否定しないけど、そこまでの領域に達するには宗教のような沼り具合が必要な気がする。
「勧誘のように聞こえますが〜」
と自分で否定していたけど、どうしても拭えない。
だんだんご自由にどうぞ、と他人事に捉えてしまった。
ということで、少なくとも私はついていけなかった。
後味が悪かったので、星2。 -
靴もズボンも上着も下着も鞄も、いつも僕を支えてくれてありがとう。
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【感想・考えたこと】
・めっちゃ部屋がきれいになりました!
・もっと大きな意義があったのは、片付けを通じて、自分が持っているものに愛情を注げるようになったことです。
★1日、僕を支えてくれた靴に、ズボンに、服に、鞄にお礼を言う習慣を続ける。
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【メモ】
・片付けは、捨てる、物の位置を決めるの2ステップ。それぞれを完全に独立させて実施する。
・ものを手に取って、ときめきを感じるか、で取捨選択を行う
・片付ける順番は、衣類、本・書類、小物類、思い出の品
・捨てるものを選ぶのではなく、残すものを選ぶ。触った時にトキメキを感じるものを選ぶ。役目を終えたモノがたくさんあることを意識する。
・洋服をたたむ行為は、いつも自分を支えてくれている洋服をいたわり、愛情を示す行為。たたむことで服に愛情と感謝の気持ちを注ぐ。
・物はとにかく立てる。全て立てる。平置きにされた下のものは、存在感がなくなるし、辛い。
・ものを捨てられない原因は、「過去に対する執着」と「未来に対する不安」の2種。
・すべてのものは、持ち主の役に立ちたいと考えてくれている。
・ものを捨てることは、そのものにとっての門出。手放したものは形を変えて自分のところに返ってきてくれる。門出を祝福してあげなければいけない。
・片付けについて一生ついて回るのは、「捨てるか残すかを判断すること」、「残すと決めたものを大切にすること」だけ。自身は自分がときめくことに全力を注げばよい -
今かな、というひらめきとともに手にとった。
おかげさまで、めちゃくちゃ家が片付きました。
もう、ほんっとに、夫がビックリたまげています。
そしておずおずと自分も断捨離を始めました笑。
もっと広い家に引っ越そうと家探しをしていましたが、
最近はめっきり探さなくなりました。
もっとも心に刺さって、これからも忘れたくないことは
・いただきものは、いただくことが使命であり、
お役目は終わっている
・収納はその家に見合った大きさに作られている
上記2つのおかげで断捨離は驚くほど進みました。
でも、ゴミ捨て場に置いたゴミ袋が切なくて切なくて…
本当に今までありがとうね。大好きだよ。と手を合わせました。
別れがつらいので、物を買うことには今まで以上に慎重になろうと思いました。 -
今日は片付けるぞ!と思った休日に読むことをお勧めします。読み進める中で具体的な片付けの話に入ったら、自分の家の片付けをする。それを繰り返しながら、最後まで読み終えればきっと部屋は過ごしやすくなっているはず。
こんまりのワードだけは知っていましたが、読むのは初めて。ほんとに今更感がすごいですが、面白かったです。 -
部屋の片付けをするために読み始めた。
この本で紹介されている片付けメソッドは、一つ一つモノに触れたときにときめくものは残し、ときめかないものとは全てお別れするというもの。
1ヶ月近くかけ、やっと今日私の部屋はときめくものだけになった。
自分の心の声にこんなにも耳を傾ける時間が今までの人生であっただろうか。
自分がときめくものってなんだろう、自分の幸せってなんだろう、自分が本当に大切にしたいものってなんだろうを常に考えていた。
部屋を癒しで満たしたいと思って始めた片付けは、自分の内なる声に耳を傾けるための貴重な機会となった。
筆者は、片付けの完了はゴールではなくスタートだと述べている。
人はたくさんのものを同時に大切にすることはできない。この本のメソッドを完璧にこなしたならば、片付けを通して自分が本当に大切したいものに気付き、その後の人生をそれに懸けられるようになるに違いない。きっと幸せな人生が待っている。