アグリッピーナ物語 (河出文庫 749A)

著者 :
  • 河出書房新社
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  • Amazon.co.jp ・本 (166ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309401102

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  • 「絶対的な権力をもつローマ皇帝の周囲には、様々な人が集まり、一種の権力ゲームが繰り広げられた。皇后もそのうちの一人。アグリッピーナは、クラウディウス亭の皇后となって権力をふるい、その権力を維持するために夫である皇帝を殺害し、自分の息子を新工程に即位させた人物。彼女のドラマティックな運命を、史実のままに描いたのが本書。
    ・本書を書くにあたって、史料には記述されていない当時の会話や感情の動きなどを、弓削さんはあえて、そして歴史家としての膨大な史料分析の裏付けのもとに、再現している。
    ローマ帝国初期の宮廷事情をぜひ味わって。」
    (『世界史読書案内』津野田興一著 の紹介より)

  • 「アグリッピーナ物語」弓削達著、河出文庫、1985.03.04
    166p ¥420 C0123 (2017.11.01読了)(1990.10.31購入)(1990.09.10/再版)

    【目次】
    アグリッピーナ系図
    第一章 皇后の座をめぐって
    第二章 帝室にひそむ毒牙
    第三章 画策する親衛隊長
    第四章 ウィプサニアの最期
    第五章 陰謀の渦巻く宮廷社会
    第六章 逆境の母と子
    第七章 帝室を支配する皇后
    第八章 ネロの即位
    第九章 血肉の破局
    「悪女」アグリッピーナ
    アグリッピーナ略年譜
    あとがき

    ☆関連図書(既読)
    「ネロ」秀村欣二著、中公新書、1967.10.25
    「ローマ人の物語Ⅶ 悪名高き皇帝たち」塩野七生著、新潮社、1998.09.30
    (裏表紙より)
    これは一人の女性の物語である。―
    美貌に恵まれ、他に並ぶ者がない高貴な血統をうけ、数奇な運命にもまれながら、帝国のトップ=レディとなった女性。多くの男性を知り、多くの人の殺害を命じ、ついに夫たる皇帝を殺し、息子ネロを帝位に押しあげた女性。しかし最後の数年は、失意の日々を宮殿の片隅で送らされ、ついに息子の送った刺客の手で惨殺される。

  • ローマ時代の権力者たちの争いの物語。
    毎日自分や子ども達の身を守るために策をめぐらす。
    息子のネロを皇帝にしたとたん、その息子から命を狙われるアグリッピーナ......読んでるだけで疲れました。

  • ローマ帝国ってすげーわ。うん。
    どろどろ具合が。

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著者プロフィール

1924年、東京生まれ。東京商科大学(現・一橋大学)卒業。東京大学教養学部教授、フェリス女学院大学学長等を歴任。2006年没。著書に、『ローマ帝国の国家と社会』(岩波書店)、『ローマ帝国とキリスト教』『素顔のローマ人』『歴史家と歴史学』(河出書房新社)、『永遠のローマ』(講談社)、『歴史学入門』(東京大学出版会)、『ローマはなぜ滅んだか』(講談社現代新書)ほか多数。

「2020年 『地中海世界 ギリシア・ローマの歴史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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