寿フォーエバー (河出文庫 や 28-1)

著者 :
  • 河出書房新社
3.58
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本棚登録 : 137
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (344ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784309413136

作品紹介・あらすじ

時代遅れの結婚式場で働く靖子の毎日は、カップルの破局の危機やライバル店のことなど難題続き……結婚式の舞台裏を描くお仕事小説!

感想・レビュー・書評

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  • ウェディングプランナーが主人公の話、ということで手にとった。寿々殿よく潰れないなぁ…と心配になったけど、私ももう少し頑張ろうと思える話だった。伏線拾えてない所もあったけど、最後は泣きました。

  • 初めての担当の2人は最後に結婚式場でエンディングかと思いきや、高校生の息子が70万円をバイトしてお母さんの結婚式をするという、いい終わり方。恋も出来たし、仕事もチームで上手く出来たし、友情も、なんだか全部が寿ですよ。この感じはアヒルバスを思い出します。気分良く読み切りました。幸久さん好きだ

  • 山本幸久お得意の、肩ひじ張らないユルーいお仕事小説。
    今回のお仕事は結婚式場。式場で働くアラサー女子の主人公を中心に寿組4人の活躍を、ユルーく描く。山本小説のだいご味はこのユルさだと俺は思っている。池井戸潤でもなく城山三郎でもなく三浦しおんでもないお仕事小説。

    なんだか冴えてもないしカッコよくもない、山本幸久作品に出てくる登場人物たちが「あぁ、こんな俺でも頑張ろ」って癒し励ましてくれるのが、気持ちエエねんなぁ。

    凸凹デイズの連中が出てきます。ってことは、今後アヒルバスとの絡みも出てくる可能性あり?ってクロスオーバーもユルくていいねんなぁ。マーベルでもなく辻村深月でもない。ついつい忘れてしまうくらいの山本小説のクロスオーバーっていいよなぁ

  • 始めの頃の、主人公の靖子さんと依頼者達との温度差から、最後の一体感まで。どんどん読むことができました。読みやすい作品です。
    茅葺き屋根のお店の人手不足はどうなったのかなぁ?青山のお店の真相は?他にもその後の展開が気になるエピソードが散りばめられているのは、作者の意図かしらん。醐宮さんのように他の作品に登場しそうな気配が…

  • 20代女子の働き方&成長、
    ウエディングプランナーのお仕事、
    職場の人たち、
    結婚式の迎え方、
    色々面白かった!!
    でも、主人公に降って湧いた恋?の誘い方には疑問が!

  • これは久々に人に薦めたいくらいに面白い本でした。
    こんな風にハッピーに仕事が出来たらいいだろうなあ。
    「幸せな花嫁」の表情の描写が特にぐっときました。

  • 老舗の結婚式場で働く独身の靖子。
    日々他人の幸せを目の当たりにし、自分も早くと思うが相手がいない。
    それでも愉快で頼もしい仲間に囲まれて、仕事をこなしていく。
    チームでこなす仕事に結婚という懐かしさで心があたたかくなる。

    2016.1.6

  • 2015/8/31
    おもしろかったなー
    ハッピーだったわ。
    メロロンの彼氏のハリーがほんまもんのクソやったのは予想外やった。
    お仕事小説はおまけで「がんばろう」って気になれるのもいい。
    笑えて泣けて大満足でした。

  • 結婚式場・寿樹殿に勤務する独身アラサー女子の靖子。他人の幸せのために働くことにいまいち乗りきれない彼女が、心機一転する姿を描いたお仕事小説。
    冠婚葬祭がらみを職とする人たちって、どんな想いを持ちながら仕事をしているんだろう。ビジネスライクにドライなのか、お客に対して感情移入するのか。その答えの一部がこの物語にある。
    「凸凹デイズ」のメンバーが出てくるのは嬉しいが、恒例のおまけ短篇がないのは寂しい。

  • 面白くなってきたー!
    というところで終わってしまった。とても残念。

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著者プロフィール

山本幸久
一九六六年、東京都生まれ。中央大学文学部卒業。編集プロダクション勤務などを経て、二〇〇三年『笑う招き猫』で第十六回小説すばる新人賞を受賞し、デビュー。ユーモア溢れる筆致と、魅力的な登場人物が読者の共感を呼び、幅広い世代から支持されている。主な著作に『ある日、アヒルバス』『店長がいっぱい』『大江戸あにまる』『花屋さんが言うことには』『人形姫』などがある。

「2023年 『あたしとママのファイトな日常』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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