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- Amazon.co.jp ・本 (251ページ)
- / ISBN・EAN: 9784309413358
感想・レビュー・書評
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小学生の頃から、墨の匂いは好きだけれど、筆の使い方はてんで出来なかった。
ひたすら硯に向かって墨をすることが楽しくて、字を書いたという記憶はあまりない。
書道をする人は、線が好きだという。
字が好きではなく、線というのは何故だろう。
筆者はまた、活字は記号だという。
人が生々しさを込めるとは別に、伝達手段として潔くあれと語る話は、素敵だなと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日常で目にするものの色合いや、日本語の美しさ、著者の人生に臨む厳しさが伝わってきた。一気読みではなく、一つ一つを噛み締めて読んだ本。
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筆との出会い、墨との出会い。戦争中の疎開先での暮らしから、戦後の療養生活を経て、墨から始めて国際的抽象美術家に至る、代表作となった半生の記。
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