山手線をゆく、大人の町歩き: 鉄道、建築、歴史、食 (河出文庫 す 12-5)

著者 : 鈴木伸子

• 河出書房新社 (2018年5月8日発売)

感想・レビュー・書評

[kecokecoさんの感想 · 2022年1月30日]

「東京人」の編集者さんによる、山手線乗り鉄および各駅周辺の街歩きエッセイ。東京に暮らして55年だけど、降りたことのない山手線の駅も結構あるよねえ。そもそも下半分に行くと、未だに方向感覚がおかしくなるしね。これはやはり一度運転席の後ろに立って、この本を片手に１周しないとねえ！

[真崎大矢さんの感想 · 2019年3月20日]

山手線をぐるぐる。めぐりたいね。

[シルルさんの感想 · 2019年1月15日]

山手線の全ての駅を紹介した本。
それぞれの駅周辺の話や、昔は財閥の建物が今はおしゃれなビルに・・などの歴史、著者の若い頃の時代の話などが簡潔に書かれている。
それぞれのコラムには駅のホーム、線路、電車など鉄オタが好きそうな話が書かれている。

[コジコジさんの感想 · 2018年7月5日]

山手線に乗りながらの暇潰しに丁度よいかな、という本。山手線29駅各々に言及しているものの、それほど深い歴史探索しているわけでもなく最新のおしゃれスポットを紹介しているわけでもなく、著者の視点と感性で駅の生い立ちや個人の思い入れを交えながら各駅の所感等々を語る形式になっている。

きちんと駅の特徴や歴史、変遷を述べることもあれば、物凄く雑に最近感じたことを書いて終わりの駅もあり、粒度の違いが大きいが、まあそこらへんはご愛敬。

著者プロフィール

早稲田大学第一文学部史学科国史専修卒。大阪日仏センターでフランス語を学ぶ。現在、翻訳に従事。

「1987年 『ブラック・アフリカの映画』 で使われていた紹介文から引用しています。」